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渋谷ヒカリエデッキの植栽にアート作品 長谷川仁さんが「生き物」描く

「身近な生き物とのつながりを感じながら日々を過ごしたいと思っている」と言うアーティストの長谷川仁さん

「身近な生き物とのつながりを感じながら日々を過ごしたいと思っている」と言うアーティストの長谷川仁さん

 渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)の歩行者デッキ「ヒカリエデッキ」の植栽に生き物のパネルなどを展示するアートイベント「渋谷 to 森 ~渋谷に生き物の森を作ろう!~」が10月31日に始まった。

植栽を「小さな森」に見立てた作品

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 同施設の運営に携わる東急は、「公共的空間の中にも、自由な個人の表現が生かされる場をつくりたい」と、2021年から同所の外壁にアート作品を展示するなどしてきた。その活動を、本年度は壁面展示から発展させ、デッキ横の植栽エリアを活用してアートを展示する。同時にワークショップを行うなど、体験型コンテンツを通じて、「より身近にアートを楽しめる機会」の提供を図る。今回の企画は、現在開催中のイベント「渋谷芸術祭2026」の一環として展開する。

 自然や社会とのつながりをテーマに活動するアーティストは長谷川仁さんが、「都市部での自然との共生」をテーマに、植栽エリアを「小さな森」に見立てた。渋谷の街を表現したパネルや、オシドリ、アブラコウモリ、タヌキ、ヒトなど、渋谷に生息するさまざまな生き物を描いたパネルを展示する。

 11月3日・7日・8日(各日13時~16時)には、長谷川さんと共に「生き物キーホルダー」を作るワークショップを開催する。参加者は、「渋谷の生き物一覧」を参考に、アクリルに生き物を描き、キーホルダーを作る。思い思いの生き物を描いたキーホルダーは、植栽の合間に設置したおもちゃの線路の上を走る電車にのせて「森」の中を巡る。参加費は100円(長谷川さんを通じて自然環境保全活動に寄付する)。

 長谷川さんは作品について、「私たちの体は、食べ物を通して他の生き物を取り込むことでできている。そして死を迎えれば、身体は分解され土へと還っていく。地球の表面では、さまざまな命が互いにつながり受け渡されながら循環している。この『命が巡っていく』イメージを生き物が連なる姿と重ね、おもちゃ電車に乗せて森の中を走らせることにした」と解説。「生き物が走り回り、命もまた巡っていく。その二つを重ねることで、普段は意識することのないさまざまな生き物とのつながりを感じてもらえたら目には見えない命のつながりを感じることができれば、私たちが今ここで生きていることの意味もほんの少し見えてくるような気がする」などとコメントする。

 開催時間は10時~18時。11月8日まで。