プレスリリース

【農林水産省選定】酪農・和牛農家向け牛舎見守りAI「農家のミハルAI」、導入の無料相談を全国から受付開始

リリース発行企業:株式会社農情人

情報提供:


牛舎の見守りAI「農家のミハルAI」

株式会社農情人(本社:千葉県船橋市、代表取締役:甲斐雄一郎)は、2026年10月30日(金)、農林水産省「AI×「農山漁村」インパクト創出ソリューション実装プログラム」の選定企業として、第6回情報発信会「農山漁村におけるAIソリューションピッチ大会」に登壇し、牛舎の見守りAI「農家のミハルAI」を発表しました。これにあわせ、酪農家・和牛農家の皆さまと、地域で畜産を支える自治体・団体の皆さまから、無料の導入相談の受付を開始します。
「農家のミハルAI」は、島根県出雲市の川上牧場が自ら開発し、2026年6月から実運用して改善を続けている牛舎見守りAIです。市販のネットワークカメラの画像をAIが確認し、発情・分娩・起立不能などの兆候をスマートフォンへ知らせます。農林水産省の選定ソリューション名は「牛の状態把握・異常兆候の可視化による見守り負担軽減と生産性向上」です(※1)。
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取り組みの背景:農林水産省の実装プログラムに選定

本プログラムは、人口減少や基幹的農業従事者の大幅な減少が見込まれるなか、AIを活用して農山漁村の課題を解決し、社会や環境へのインパクトを生む事業・サービスを全国から選定し、農山漁村への実装を進めるものです。選定された取組は、農林水産省と選定事務局による自治体等とのマッチング支援や伴走支援を通じて、各地で実装される予定です(※1)。
株式会社農情人は、川上牧場が自ら開発し、牛舎で実際に使ってきた「農家のミハルAI」を、同じ悩みを持つほかの牧場や地域へ広げることを目指して本プログラムに応募し、令和8年度の選定企業の1社となりました。今回の導入相談の受付は、その実装に向けた取り組みです。

AI×「農山漁村」インパクト創出ソリューション実装プログラム 令和8年度 選定企業(農林水産省 第4回シンポジウムにて)

夜の見回りと判断が、経営者1人に集中している

川上牧場では、牛の変化を見逃さないための夜の見回りが通常一晩1〜2回(分娩期は2〜4回)あり、深夜に起きて確認する日が年20〜40日あります(※2)。夜の見回りと「呼ぶか、待つか」の判断が、経営者1人に集中しています。
分娩や発情の夜間確認は、和牛の繁殖でも同じように生じる負担です。一方で、専用センサーなどの設備は費用が大きく、中小規模の牧場ほど最初の一歩を踏み出しにくいのが現状です。

「農家のミハルAI」の仕組み:AIが兆候を知らせ、最終判断は人


牛舎の柱に設置した市販のネットワークカメラ(川上牧場)

- 撮影:牛舎の柱に市販のネットワークカメラ(Google Nest Cam)を設置し、川上牧場ではカメラ3台で牛舎を撮影しています。
- AI判定:15分ごとに画像を確認します。Googleの生成AI「Gemini」の軽量モデルで候補を絞り、高性能モデルで二次判定します。
- 通知:発情・分娩・起立不能などの候補があれば、画像と判定理由をスマートフォンへ知らせます。分娩や事故の通知後は、5分間隔の見守りに切り替わります。
- 人が確認:農家は必要なときだけ現場へ行き、通知が正しかったかを回答します。回答・お手本画像・見逃しの報告は、次のAI判断に反映します。


牛舎カメラの夜間映像(川上牧場・実機)

AIは診断を行いません。見つける作業を補助し、診断や処置は農家・獣医師等が判断します。

開発・運用する川上牧場について


川上哲也氏
川上牧場 川上牧場は、島根県出雲市で酪農を営む牧場です。乳牛と和牛をあわせて約80頭を飼い、牛の健康状態や発情・分娩などの最終的な確認と判断は、経営者の川上哲也氏が担っています。
川上氏は、牧場の困りごとを解決する道具を、AIを使って自らつくってきた酪農家です。「農家のミハルAI」は、2026年6月から自身の牛舎で使いながら改良を重ねています。



- 見回りを減らせる夜も:分娩が近い牛などがいない夜は、定時の見回りを1回以内に。通知に異常がない時間帯の見回りを3日続けて省略できました(※2)。
- 通知を2日に1件ほどに:当初(6月末〜8月上旬)は1日平均8.7件。2段階の判定に切り替えた10月は1日平均約0.5件に減りました(※3)。
- 9件中8件が正しい通知:10月に現場で確認した通知9件のうち、8件で対象の兆候が確認されました(※3)。

今後は、2戸目以降の牧場で導入と検証を進め、異なる飼育環境でも活用できるよう、現場の声をもとに機能改善を重ねていきます。

こんな方からのご相談をお待ちしています

畜産農家の皆さま
- 夜の分娩・発情・起立不能の確認に負担を感じている酪農家・和牛農家
- 専用設備の導入が難しく、市販カメラで小さく試したい中小規模の牧場
- 牛舎でWi-Fiが使える、または通信環境から相談したい牧場

地域で畜産を支える皆さま
- 自治体・JA・酪農団体:協力農家の紹介、地域の課題整理、導入の調整
- 獣医師・検定協議会等:繁殖管理の助言、AIの判定と繁殖記録の照合

導入の進め方

- ご相談:導入相談ページのフォームから、牛舎の状況と困りごとをお聞かせください。
- 事前確認:通信環境、カメラの撮影範囲、データ利用の同意を確認します。
- 設置・設定:カメラの位置と通知先を決めます。
- 運用と効果の確認:設置後の初月は週次、2か月目以降は月次で確認・調整します。

なお、本プログラムでの実装や費用の支援は、地域の関係者・事務局との協議と計画の承認を経て決まるものです。ご相談の時点でお約束するものではありません。地域での展開の戸数・期間・費用は、個別にご相談させてください。

導入相談の概要


無料の導入相談はこちら
(※1)農林水産省「AI×「農山漁村」インパクト創出ソリューション実装プログラム」ページ
(※2)川上牧場への聞き取り(2026年)
(※3)川上牧場の通知履歴・判定ログより。

農家支援コミュニティ『Metagri研究所』


Metagri研究所

Metagri研究所は、キーワード「農業×新技術」を掲げて持続可能な農業の実現に取り組むコミュニティです。2022年3月より活動をスタートし、2026年10月現在では1,300名以上が参加しています。失敗を恐れずに、新たな社会実験に取り組む姿勢を大切にしたいという意味を込めて「研究所」としています。
農業にweb3や生成AI技術を掛け合わせた取り組みに興味のある方はコミュニティにご参加ください。
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「Metagri研究所」運営元企業



株式会社農情人URL : https://noujoujin.com/
提供サービス(一部):
・農業マーケティング支援
・農業×ブロックチェーンの企画開発
・メタバースコンサルティング
・書籍出版