株式会社アイトリガーは、マーケティングAXのソリューション「AXer」に、オウンドメディアの記事制作を工程ごと自動化する体制を追加し、2026年9月より提供を開始します。テーマの選定、リサーチ、構成、執筆までを自動で通し、人が担うのは公開の判断だけという形に業務を組み替えます。従来は人が主導していたリサーチの工程を省略せずに通すため、本数を増やしても記事の中身が薄くなりません。自社の新規ドメイン運用においても、立ち上げ1ヶ月以内で複数キーワードの検索上位獲得という成果を実証しており、品質と量産を両立する体制として「AXer」に実装いたします。

執筆速度の向上と伸び悩む公開本数
自社のコンテンツ制作業務で、オウンドメディアの運用について課題を確認しました。生成AIによって、記事を書く速度そのものは上がりました。当社でも、狙うキーワードを一次データから抽出する仕組み、記事中の数値をデータソースと照合する仕組み、CMSへの下書き登録までをつなぐ仕組みを、それぞれ提供しています。
ところが、それらを揃えても本数は思うように増えませんでした。理由は、工程と工程のあいだに人の判断が挟まっているためです。次に何を書くかを決める、構成を確認する、書き上がったものを直す。ひとつひとつは短くても、そこで止まります。止まっている時間の合計が、実際のリードタイムになります。
もうひとつ、逆方向の問題があります。この待ち時間を減らそうとして工程そのものを飛ばすと、今度は中身が薄くなります。検索の評価では、内容を伴わない記事を大量に公開する行為が明確に問題として扱われています。
本数だけを追った結果、検索結果に載らなくなるという事例は少なくありません。速度を上げると質が落ち、質を守ると本数が増えない。この二択から抜けるために、工程を省かずに人の待ちだけを外す形を設計し、自社のメディアで実証しました。
工程の維持と「人の介在ポイント」の最適化
マーケティングAXでは、工程を減らして速くするのではなく、工程はそのままに人が入る位置を変える方向で設計します。今回の実装で、業務には3つの変化が起きています。
1.人が主導するリサーチ工程の完全踏襲
人が記事を書くときにたどっていた工程を、全て踏襲して設計しています。何を調べ、何を確認し、どう構成するか。この順序を変えずに通すため、出てくるものの中身が工程の分だけ担保されます。
工程を省いて出力を急ぐ従来の手法とは異なり、本システムは「工程の短縮」ではなく「待ち時間の排除」によってスピードを実現しています。リサーチ結果をベースに深く思考するプロセスを維持しているため、SEO・AIO・LLMOの各観点に最適化された高品質なアウトプットが可能です。
2. 人が担うのは、公開の判断のみ
テーマの選定から構成、執筆までの工程に、人の手は入りません。人が行うのは、出来上がったものを公開するかどうかの判断と、その操作です。
ここを自動にしない理由は、外に出すものの最終的な責任を人が持つためです。工程を自動で通すことと、出す判断を自動にすることは別の問題として扱います。
3. 工程側への出力要件の集約
記事の構成、見出しの立て方、検索エンジンに渡す構造化データ。これらを制作のたびに判断するのではなく、工程の要件として固定しています。
そのため、本数が増えても記事ごとの構成が揺れません。実際に自社メディアでは、結論を先に示し、確認すべき軸を並べ、軸ごとに具体を置くという構成で全記事が統一されています。担当者や制作時期による差が出ない状態です。
この形にしたことで、1本ずつ順番に進める必要がなくなりました。実証したメディアでは、公開のタイミングを揃えて1日に複数本を出す運用が成立しています。月100本規模の制作を前提とした体制を、人員を増やさずに組める状態です。
なお公開したあとの改善については、現時点では人が判断しています。検索の順位や流入を見て記事へ戻す工程は、今後の実装対象です。
また本リソースは、単体のSaaSツールとしての提供は行わず、AXerが提供するリソース(人・ツール・ノウハウ)の一部として実装します。どの工程を自動で通すか、どこを人の判断として残すかの線引きから着手します。
工程削減に頼らない量産の実現
今回実装したのは、記事を速く書くための機能ではありません。工程はそのままに、工程と工程のあいだで止まっていた時間を外すための組み替えです。
書く速度を上げるやり方から、待ちを無くすやり方へ。本数が増えるのは工程を削ったからではなく、止まらなくなったからです。今後は公開後の順位と流入を制作側へ戻す工程を加え、出したあとの改善までを一本につないでいきます。
本リソースは完成パッケージではなく、各社の商材と発信の目的に合わせて組み替えます。どの工程を自動で通すかの設計からご相談いただけます。
■ AXer サービスページ
https://aitrigger.co.jp/service/axer/
■株式会社アイトリガー(AITRIGGER Inc.)
本社:東京都新宿区西新宿6-11-3 Dタワー西新宿16階
事業内容:デジタルマーケティング支援(運用型広告・インハウス支援)、マーケティングリソース提供(MRM)、マーケティングAX事業
URL: https://aitrigger.co.jp/