
株式会社キャステム(広島県福山市、代表取締役社長:戸田拓夫)は、独自の精密加工技術を活かした機械式時計ブランド「I.S.ICASA(アイ・エス・イカサ)」を設立します。
ブランドを手がけるのは、22歳の独立時計師。時計師のイニシャルと、その出身地にちなんで名付けた「I.S.ICASA」は、「無常観」をテーマに、儚く移ろう人生だからこそ一瞬一瞬を楽しむ価値観を時計で表現します。独自の精密加工と時計づくりの技術を融合し、世代を超え、千年先にも受け継がれる機械式時計を目指します。
2026年10月9日(金)〜12日(月)に開催される「Tokyo Watch Week(公式サイト)」に出展し、第一作となる複雑機構時計「I.S.ICASA Tourbillon 01」を初披露します。

「I.S.ICASA Tourbillon 01」は、「無常観」を軸に、移ろいゆく時と向き合い、今この瞬間を楽しむ価値を形にしたI.S.ICASAの第一作です。時計師の自由な発想と精密加工技術を融合し、静かな佇まいの中に、手に取った瞬間に驚きが生まれる独自の仕掛けを忍ばせています。
母貝が生み出す静謐なデザイン

文字盤には、真珠を生み出す白蝶貝の母貝を採用しています。
一枚ごとに異なる自然の模様や色合いを生かすことで、移ろいゆくものの美しさを表現しています。
フィルムカメラに着想を得た独自の巻き上げ機構

フィルムカメラの巻き上げの仕組みから着想を得て、独自の機構を開発しました。
レバーを操作して時計を巻き上げる、遊び心あふれる仕掛けです。
無常に抗う素材
体積の95%以上を耐食性に優れた64チタンで構成。移ろいゆく時間の中でも変わらないものを目指し、素材に「無常への抵抗」を込めています。
すべて自社開発
ムーブメントはすべて自社で設計・開発しています。
地板や受けにはチタン、ジュラルミン、プリハードン鋼などを使用し、キャステムが培ってきた精密加工技術を時計づくりに生かしています。
ブランドの由来
「I.S」は時計師・池田創一郎のイニシャル、「ICASA」は池田の出身地である岡山県の井笠地域に由来しています。また、「CASA」はラテン語で「家」を意味します。
I.S.ICASAの時計が、持ち主にとっていつでも帰ってこられる「家」のような存在となり、人生の記録を刻みながら、時を超えて後世へ受け継がれていくようにー。そんな想いを込めて名付けました。
「無常観」と時計づくり
「この世のあらゆるものは時とともに変化し、永遠ではない」。I.S.ICASAは、平家物語や能楽にも通じる日本の伝統的な精神である「無常観」を、時計づくりの軸としています。移ろいゆく「無常」を受け入れながらも、それに抗い、今この瞬間を楽しむことを大切にしています。
私たちは、時の移ろいを実感させる装置として、時計をつくります。
人間の寿命を超えて残り続ける時計には、無常に抗おうとする人間らしさが宿ると考えています。
人を楽しませる一風変わった仕掛けを散りばめ、ふと時計に目をやったとき、限りある時間の尊さや、一瞬一瞬の美しさを思い起こしてもらう。I.S.ICASAの時計が人生を楽しむきっかけになることを、私たちは願っています。
京都でつくる唯一無二の時計


I.S.ICASAの工房は、1200年以上の歴史を持つ京都にあります。
一人の時計師が構想から設計、製造、販売まで一貫して手掛け、「作り手がワクワクできるものを創る」をモットーに、唯一無二の時計を生み出しています。
製作にはマシニングセンターを活用し、キャステムが宝飾事業で培ってきた精密加工技術を駆使して、ステンレス、チタン、ジュラルミンをはじめ、石、ガラス、母貝など、さまざまな素材を加工します。
新たな技術も積極的に取り入れながら、時代を超えて受け継がれる時計を目指します。
公式Instagram:
https://www.instagram.com/i.s.icasa_official/

15歳のとき、祖父から贈られた機械式時計に魅了され、独立時計師という仕事を知りました。
美しく独創的な時計を生み出す職人の技に惹かれ、自らも独立時計師を目指すことを決意。
取り寄せた洋書を手に、独学で時計製作を学び始めました。
17歳で初めて時計の設計図を完成させ、製造に協力してくれる企業を全国で探す中、生まれ育った岡山県笠岡市の隣町、広島県福山市の精密金属部品メーカー・キャステムと出会います。
進学校に通いながらキャステムの工場で工作機械の操作を一から学び、時計製作に打ち込みました。
時計製作と並行して、真珠養殖の特許技術と機械加工を組み合わせたサステナブルジュエリーブランド「KOHKOH」の製作にも携わりました。
2025年、初めて手掛けた機械式時計が完成。
2026年10月、キャステムと共同で「I.S.ICASA」を立ち上げ、独立時計師としてデビューします。
Tokyo Watch Weekは、国内外の時計ブランドや独立時計師が一堂に会し、来場者との対話や交流を通じて時計文化の魅力を発信するイベント。2025年にスタートし、2026年は「橋」をテーマに、時計文化を次世代へ、日本の時計産業を世界へつなぐ場を目指しています。
開催概要
日程:2026年10月9日(金)〜12日(月)
※10月9日はプレス・メディア・招待者限定、10月10〜12日は一般公開
会場:P.O.南青山ホール 1F(東京都港区南青山2-5-17)
公式サイト:
https://www.tokyowatchweek.jp/
株式会社キャステムは、ロストワックス精密鋳造、MIMなどの技術を駆使し、試作から量産まで一貫対応する精密金属部品のプロフェッショナルです。1970年の創立以降、工作機械・半導体・航空宇宙・医療機器など幅広い産業向けに精密金属部品を製造・販売しています。近年は3Dプリンターを使った新鋳造法「デジタルキャスト(R)」や、オリジナル商品製作にも注力。
2023年にはジュエリーブランド「KOHKOH」を立ち上げ、日本最大級のデザイナーズジュエリーイベント「New Jewelry TOKYO」 の「BEST JEWELRY PRIZE」において、「ベストジュエリー賞」(2024年)および「オーディエンス賞」(2024年・2025年)を受賞しています。
公式サイト:
https://www.castem.co.jp/
【本件に関するお問い合わせ先】
担当:I.S.ICASA 池田
E-mail:info@isicasa.com