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代官山の「ミスターフレンドリー」カフェが閉店へ 32年営業、惜しむ声も

「ミスターフレンドリーカフェ」外観

「ミスターフレンドリーカフェ」外観

 ハの字眉とスマイルフェースで知られるキャラクター「MR.FRIENDLY(ミスターフレンドリー)」の直営店として代官山エリアで長年親しまれた「ミスターフレンドリーカフェ」(渋谷区恵比寿西2)が10月31日で閉店する。経営はスーパープランニング(静岡県浜松市)。

オープン当時の様子(1994年撮影、提供=スーパープランニング)

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 ミスターフレンドリーは、トートバッグブランド「ROOTOTE(ルートート)」なども展開するスーパープランニングが1988(昭和63)年に発表。同社のブランド「S・PAPA(エスパパ)」から誕生し、優しくほほ笑んだ表情のカラフルな人型キャラクターが人気を集め、学生の間で文房具などの雑貨が流行。コミックやアニメ化もされた。

 代官山の直営店は1994(平成6)年1月、「ミスターフレンドリーストア」としてオープン。場所は、キャッスルストリートから一本入った、東横線の踏み切り(線路は2013年に地下化)を渡った先の自社ビルの1階。キャラクターのコンセプト「友達と仲良くしようね」を体現するため、友達同士のコミュニケーションのきっかけにもなる雑貨を中心に販売していた。

 2008(平成20)年にリニューアル。カラフルでポップな世界観はそのままに、間伐材を使った家具やスケートボードの板、ブラウン管テレビのガラス部分をアップサイクルした装飾を取り入れ、環境に配慮した店に刷新した。オープン当時から販売しているミスターフレンドリーの形をした一口サイズのホットケーキや、時代に合わせて大きさや素材などを変えて販売を続けているデーバッグ、アクリルキーホルダーなどの雑貨も人気を集めた。

 訪れる客は年齢や性別を問わず幅広く、写真を撮ったりホットケーキを土産にしたりする客も多かった。閉店の理由は「非公開」(同社)。

 9月末の閉店発表後から客足が一気に増え、商品が品切れとなることもあるという。混雑のため、カフェはイートイン営業を休止し、テイクアウトと物販のみで営業。人気商品には一部購入制限をかけている。

 同社は「1994(平成XX)年にスタートして以来、地域の皆さまをはじめ、本当に多くの方に支えていただいた。ホットケーキを楽しんだり、ミスターフレンドリーと写真を撮ったりした時間が、皆さまの思い出の一つになっていたらうれしい。32年間温かく見守ってくださり、心より感謝申し上げる」とコメントする。

 閉店後もブランドは存続し、2028年には誕生40周年を迎える。

 営業時間は11時〜19時。