株式会社エクセリ(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:吉田 統一、証券コード:158A、以下「エクセリ」) は、無線機と生成 AI を組み合わせて地域イベントの運営を支援する実証実験を企画・主導し、旭川市およ び実行委員会の協力のもと、2026 年 9 月 19 日(土)〜21 日(月・祝)開催の「北の恵み あさひかわ食べ マルシェ 2026」で実施しました。株式会社JVCケンウッド(証券コード:6632、以下「JVCケンウッド」) が開発中の AI 無線通信ソリューション「ULULA-i(ウルラアイ)」を、エクセリが自治体との調整から現場の 構築・運用までを担って実装したものです。
本実証実験のポイント
- いつもの無線機で AI に聞ける:スタッフが無線機のボタンひとつで質問し、AI が音声で答える。新し い端末も操作の習得も不要
- 会場の混雑を AI が可視化・分析し、本部が一画面で把握:カメラ映像から対象エリアの人数を把握し、 分析。スタッフ位置・問い合わせ・映像を運営本部に集約
- 無線の声を価値ある資産として残す:これまで発した瞬間に消えていた無線の音声を、日時・位置情報 とともに記録。運営レポート・翌年の計画・事実確認に活用
地域イベントの運営現場は、毎年入れ替わる職員やボランティアに支えられています。来場者からの問い合 わせは担当者の経験に左右され、混雑や事故の兆候は本部から見えず、当日のやり取りは記録に残らず翌 年に活かされません。エクセリは、全国のイベント現場に無線機を届けてきた経験から、スタッフが日常的に 手にしている無線機を入口に AI を届けることが最も現実的な解決策だと考え、本実証実験を企画しました。
会場スタッフが使用する IP 無線機と AI を連携させ、イベント運営支援への有効性を検証しました。食べマルシェにおける問い合わせ対応・来場者状況の可視化と分析・本部での状況把握・運営レポート作成を対象 としました。 使用したシステムは、JVC ケンウッドが開発中の AI 無線通信ソリューション「ULULA-i」(無線機の通話内 容・マニュアル等の文書・カメラ映像を統合し、生成 AI で遠隔地の状況を音声やダッシュボードで把握でき る環境)と、同社の IP 無線機「KBX-P51」、会場カメラおよび運営本部向けダッシュボードです。エクセリ が企画立案、旭川市・実行委員会との調整、機材の調達・設置・通信環境の構築、運営本部での運用を担い、 JVC ケンウッドが「ULULA-i」の開発を担当しました。また、会場の通信環境の構築にあたっては、株式会 社モバイル・プランニング(本社:東京都中央区、代表取締役:岸本 大樹)より Wi-Fi ルーター1 台のレンタ ルを無償でご提供いただきました。
【北の恵み あさひかわ食べマルシェ2026】
2026 年 9 月 19 日(土)〜21 日(月・祝)
旭川駅前広場・平和通買物公園/主催:同実行委員会(旭川市経済部経済交流課内)/延べ来場者数 98.4 万人/出店 者数約 235 店/IP 無線機 20 台
(1)無線機からの音声による AI 問い合わせ対応
スタッフが IP 無線機で質問すると、AI が運営マニュアルやガイドマップの情報から出店場所・イベント情 報・トイレの場所などを検索し、音声で回答します。資料を確認せずに案内できることを確認し、問い合わせ 対応の効率化と、経験によらない対応品質の均一化に有効であることを確認しました。
(2)カメラ映像を活用した AI による来場者状況の可視化・分析
会場内に設置したカメラ映像を AI が解析し、対象エリアの各日の最大人数や時間帯ごとの人数推移、雨天 時との相関関係を可視化してレポートを作成できることを確認しました。イベント運営の振り返りやノウハ ウの蓄積に寄与することを実証しました。
(3)運営本部ダッシュボードによる状況把握
会場地図上のスタッフ位置、問い合わせ内容、カメラ映像を一画面に統合表示し、運営本部のリアルタイム な状況把握を支援できることを確認しました。
(4)現場の音声ログのデータ化による運営レポートの作成
無線機を通じた問い合わせを発生時刻・位置情報とともに記録し、混雑状況の推移とあわせて分析したレ ポートを作成しました。担当者の記憶にしか残らなかった現場のやり取りが、振り返り・次年度の計画・ノウ ハウの蓄積・事実確認に使える記録になることを確認しました。
(1)「いつもの無線機」から始める現場のDX 新しい端末や操作の習得が壁になりがちな現場のデジタル 化を、使い慣れた無線機を入口にすることで、年齢や経験を問わず誰もが AI の支援を受けられる形にし ました。人手不足に直面する自治体・地域団体・中小事業者にとって、導入負担の小さい現実的な DX です。
(2)安全・安心なイベント運営 来場者状況の可視化と本部からの見守りにより、限られた人員でも会場全 体の安全を支えます。人命や安全に関わる判断は運営本部の担当者が行い、AI は情報の検索・整理・可視 化で人を支える役割に徹します。
(3)音声を資産に残し、地域イベントを持続可能に 無線の声を日時・位置情報とともに残すことで、問い 合わせや混雑の記録がスタッフの入れ替わりに左右されない組織の資産になります。地域イベントを続ける ための基盤であると同時に、万一の事故やトラブルの際に事実を確認できる備えでもあります。
エクセリは本実証実験の知見をもとに、無線機 × 音声 AI エージェントによる現場運営支援を、自治体の 各種イベント・防災や災害対応・除雪やインフラ管理・スポーツや大型施設・多言語対応へ広げていきます。 あわせて、無線機の通話を日時・位置情報とともに残す、いわば「声のドライブレコーダー」として、警備・物 流・建設などの現場における事実確認・安全管理・自動日報への展開を検討します。無線機のレンタル事業 者として、必要な期間だけ必要な台数をシステムとともに現場へ届ける新しいレンタルモデルを通じて、地 域の現場を支える社会インフラの一翼を担ってまいります。 なお、「ULULA-i」は現在 JVCケンウッドが開発中のシステムです。
<「北の恵み あさひかわ食べマルシェ」について>

北海道旭川市で開催される北北海道を代表する食の祭典です。旭川市をはじめ北北 海道各地の自治体や交流都市から約 235 店舗が JR 旭川駅周辺や平和通買物公園 に出店し、地元の多彩なグルメやステージイベントで多くの来場者を集めます。

<「北の恵み あさひかわ食べマルシェ2026」当日の様子>
<株式会社JVCケンウッドについて>
株式会社 JVC ケンウッド(本社:神奈川県横浜市神奈川区、代表取締役 社長執行役員 COO:鈴木昭)は、 「通信」「映像」「音響」の 3 つの技術を強みとして、グローバルに製品・サービスを展開しています。 「KENWOOD」ブランドでは業務用無線機をはじめとする無線通信機器の開発・製造を手がけており、エク セリは各種無線機の販売パートナーです。
<株式会社エクセリについて>
業務用無線機の販売・レンタル・中古流通を手がけ、レンタル無線機 4 万台以上を保有、365 日深夜まで 対応(年末年始はオンライン対応)。イベント・建設・警備・物流・自治体など全国の現場に無線機を届けてき た経験をもとに、無線機×AI×IoT の新しいレンタルモデルの構築を進めています。2024 年 3 月、東京 証券取引所 TOKYO PRO Market に上場(証券コード:158A)。
所在地:〒130-0024 東京都墨田区菊川 3-17-2 アドン菊川ビル 4F
代表者:代表取締役社長 吉田 統一
URL:
https://www.exseli.com/
<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社エクセリ 秘書チーム TEL:03-3662-0551 t-secretary@exseli.com
https://www.exseli.com/