プレスリリース

こども性暴力防止法、施行まで100日。事業者向け運用支援クラウド「SASENAI for DBS」を発表

リリース発行企業:VxTech株式会社

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VxTech株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:小野衣子、以下VxTech)は、2026年12月25日に施行される「こども性暴力防止法」(学校設置者等及び民間教育保育等事業者による児童対象性暴力等の防止等のための措置に関する法律。いわゆる日本版DBS)に対応する、事業者向け運用支援クラウド「SASENAI for DBS」を発表します。正式提供は11月4日を予定しており、これに先立ち、本サービスの無償モニター募集を開始します。

こども性暴力防止法は、性犯罪歴の確認制度だけを定めた法律ではありません。研修、服務規律、相談体制、子どもとの面談などを通じた早期把握、性暴力につながり得る「不適切な行為」の防止まで、子どもと接する現場に日常的な予防を求める法律です。

VxTechは、この法律を「施行日までに書類をそろえるための制度」ではなく、子どもへの性暴力を未然に防ぐために国が踏み出した大きな一歩だと捉えています。「SASENAI for DBS」は、法対応を一度きりの事務作業で終わらせず、現場で予防を続けるための仕組みとして開発しました。
子どもへの性暴力を、「起きた後に対処する」だけの社会にしない



こども性暴力防止法は、2024年6月に成立しました。
法の第1条は、児童対象性暴力等について、子どもの権利を著しく侵害し、心身に生涯にわたって回復し難い重大な影響を与えるものと位置づけています。子どもは、受けた行為を性暴力だと理解できないことがあります。相手が先生や支援者など信頼する大人であれば、違和感があっても拒否したり、周囲に説明したりすることが難しい場合もあります。

だからこそ、被害が起きた後に子どもの訴えを待つだけでは足りません。大人と子どもの間に生じる力の差や、周囲から見えにくい環境に目を向け「性暴力が起こりにくい状態を組織としてつくらなければならない」という考えを制度として社会に実装するのが、こども性暴力防止法です。

文部科学省の調査では、2024年度に性犯罪・性暴力等を理由として懲戒処分等を受けた公立学校の教育職員は281人にのぼり、近年は毎年200人を超えています。このうち、過去に性犯罪・性暴力等で懲戒処分等を受けた経歴が確認された人は1人でした。

過去の履歴を確認することは、再犯防止のために重要です。一方で、この調査における処分歴は、こども性暴力防止法の犯罪事実確認と同一ではないものの、既知の履歴だけでリスクを捉えることの限界も示しています。こども性暴力防止法が、犯罪事実確認に加えて、日頃からの研修、ルールづくり、相談しやすい環境、早期把握などを一体で求めている理由も、ここにあります。

この法律は、子どもの安全を個々の職員の注意や善意だけに委ねず、組織の仕組みとして守る方向へ、国が大きく舵を切ったものです。
現場の負担を理解したうえで、「続く仕組み」にする必要がある



一方で、制度を担う現場の負担は小さくありません。

対象事業者には、従事者が確認対象となるかの判定、犯罪事実確認、研修、服務規律や相談体制の整備、早期把握措置、帳簿・定期報告、機微な情報の厳格な管理など、複数の業務が求められます。新規採用や配置転換への対応に加え、犯罪事実確認を受けた従事者が対象業務に継続して従事する場合、5年ごとの再確認も必要となります。複数施設を運営する法人では、本部と各施設の役割分担も欠かせません。

東京都は2026年6月、国への緊急要望で、ガイドラインが膨大で事業者が必要な取組を理解することが難しいこと、「不適切な行為」の範囲を事業者ごとに判断する負担が大きいこと、小規模事業者は専門家との連携を独自に確保することが難しいことなどを指摘しました。

国は、施行ガイドラインや準備ガイド、規程・誓約書・取扱記録などのひな型を順次整備しています。これらは、現場にとって不可欠な設計図です。しかし、ひな型を埋めることはゴールではありません。

誰を確認対象と判断したのか。その根拠は残っているか。確認や研修が止まっている人はいないか。配置や業務のなかに、子どもと大人が周囲から見えにくくなる状況はないか。違和感が生じたとき、現場のスタッフは迷わず報告できるか。こうした状態を、担当者が変わっても、繁忙期でも、施行後も維持していく必要があります。

制度が用意されることと、現場で予防が続くことは同じではありません。書類をそろえて終わる法対応ではなく、毎日の業務のなかで「起こさせない状態」を保つ運用へ変えることが、次の課題です。
「未然に防ぐ」を、現場で続けられる仕組みに
「子どもたちがたくさん笑って、遊んで、安全に家に帰ってくる『当たり前の世界』を未来に残す」。それが、VxTechのミッションです。

マイラボ渋谷で行われたヒーロー教室
私たちは、犯罪が起こる機会を生む環境に着目する「犯罪機会論」を土台に、家族向け見守りアプリ「SASENAI」の開発や、小学校・自治体との実証実験、体験型防犯教育「ヒーロー教室」に取り組んできました。一貫して大切にしているのは、子ども自身に危険を避ける責任を負わせず、大人と環境の側から、被害が起こる機会を減らすことです。




「SASENAI for DBS」は、この考えを、子どもに関わる事業者の日常業務に取り入れるために開発しています。ルールやマニュアルを整えた後も、予防が続くこと。そのために、現場が迷いやすく、対応が途切れやすい場面に目を向けました。

- 担当者が交代しても、判断の経緯を引き継げる。
- 急な欠員や配置変更があっても、安全のために確認すべきことを見失わない。
- 本部と施設が、誰が何を担い、どこに対応が必要かを共有できる。


こうした実務をつなぎ、確認や研修、日々の安全確保を継続しやすくする設計です。子どもや従事者の機微な情報の取り扱いにも配慮しています。

従事者台帳画面(開発中イメージ)従事者ごとの確認状況を一覧で把握し、対応の進捗を確認できます。




子どもを守りたいという現場の思いが、担当者一人の頑張りで途切れないように。 日々の支援や教育とともに予防を続けられる仕組みを、現場とつくっていきます。
現場で持続可能な「未然防止」を、ともにつくる。無償モニター5法人を募集



仕組みの価値は、実際の業務のなかで使い続けられてこそ生まれます。そこでVxTechは、正式提供に先立ち、「SASENAI for DBS」を利用しながら運用をともに検証する法人を募集します。

モニター期間中は対象機能を無償で提供し、施行に向けた準備と運用設計を支援します。施設ごとに異なる人員体制や役割分担のもとで、迷わず使えるか、必要な対応を共有できるか、日々の業務に無理なく組み込めるかを確認し、改善につなげます。


※お申し込みが募集数を超えた場合は、応募内容をもとに選考のうえ決定いたします。

なぜ、児童発達支援・放課後等デイサービスからなのか
この領域から検証を始めるのは、子ども一人ひとりの伝え方を受け止める支援と、訴えが上がる前から働く予防の仕組みを、両方とも大切にしたいと考えているからです。

文部科学省の2024年度調査では、児童生徒性暴力等を理由に懲戒処分等を受けた公立学校の教育職員134人について、発覚のきっかけの43.3%が、被害者または保護者から管理職・スクールカウンセラー・教職員への相談でした(※1)。相談は、被害を把握する重要な接点の一つです。

一方、児童発達支援・放課後等デイサービスでは、子どもの発達段階やコミュニケーションの特性に応じ、一人ひとりに合わせた支援が行われています。嫌だったことを言葉にするまでに時間が必要な子どももいれば、表情や行動の変化を通じて気持ちを伝える子どももいます。だからこそ、子どもからの訴えを待つだけではなく、大人の側が変化や違和感に気づき、共有できる環境を整えておくことが重要です。

個別支援、集団活動、送迎など、場面によって子どもと職員の関わり方が変わる現場で、必要な支援を損なうことなく、周囲の目が届く環境や、小さな気づきを組織で共有できる体制をどうつくるか。施設の皆さまとともに、施設の実情に合った、無理なく続けられる運用を一緒に作っていき子どもの被害ゼロの社会実現を目指してまいります。

「SASENAI for DBS」の提供対象をこの2業態に限定するものではありません。保育、学童、学習塾、スポーツクラブなど、他の子ども関連事業者からのお問合せや運用課題に関するご相談も受け付けております。 (お問合せ先:https://vxtech.group/contact/

※1:公立学校の教育職員に関する調査であり、児童発達支援・放課後等デイサービスにおける被害の発生率や発覚経路を示すものではありません。出典:文部科学省「令和6年度公立学校教職員の人事行政状況調査について」



VxTech株式会社 代表取締役 小野衣子
代表コメント私たちは、子どもたちがたくさん笑って、遊んで、安全に家に帰ってくる『当たり前の世界』を未来に残すために、VxTechを始めました。

子どもは、被害が起きた瞬間に『これは性暴力だ』と理解し、助けを求められるとは限りません。だからこそ、大人の側が責任を持って、起きた後に気づくのではなく、被害が起こりにくい環境をつくる必要があります。




こども性暴力防止法は、その責任を個人の注意や善意だけに委ねるのではなく、社会の仕組みとして担っていくための大きな一歩だと考えています。

一方で、現場がすでに多くの業務を抱えていることも、私たちは自治体や学校との実証を通じて学んできました。どれほど重要な制度でも、担当者だけが背負い、書類を整えること自体が目的になってしまえば、本来守りたい子どもの安全から離れてしまいます。

「SASENAI for DBS」で実現したいのは、法対応を効率化することだけではありません。制度によって求められる取り組みを、現場で無理なく続けられる形にし、子どもへの性暴力を未然に防ぐ仕組みとして根づかせていくことです。

子どもたちが、安心して笑い、学び、遊べる日常を守るために。

日々の支援を担う職員の皆さまとともに、施設の実情に合った、無理なく続けられる運用を一緒につくっていきます。子どもへの性暴力を未然に防ぐ仕組みを、現場から実装していきます。

VxTech株式会社について

VxTechは、「子どもたちがたくさん笑って、遊んで、安全に家に帰ってくる『当たり前の世界』を未来に残す」をミッションに、テクノロジーと仕組みの力で、子どもへの犯罪や被害を未然に防ぐ仕組みづくりに取り組むスタートアップです。

犯罪が起こる機会を生む環境に着目する「犯罪機会論」を土台に、家族向け見守りサービス「SASENAI」の開発、小学校・自治体との実証実験、子ども向け体験型防犯教育「ヒーロー教室」などを展開。2026年からは、こども性暴力防止法の施行に向け、子どもに関わる事業者の未然防止の仕組みづくりを支援する「SASENAI for DBS」の開発・提供にも取り組んでいます。

「SASENAI」は2026年、キッズデザイン賞を受賞しています。

【会社概要】
社名:VxTech株式会社
本社所在地:〒107-0061 東京都港区北青山一丁目3番1号 アールキューブ青山3F
代表取締役:小野衣子
事業内容: 子どもの安全・犯罪の未然防止に関するテクノロジー開発、サービス提供および教育・運用支援
設立: 2023年12月25日


【公式SNS】
Instagram:https://www.instagram.com/sasenai.safety/
Facebook:https://www.facebook.com/sasenai.official
X公式アカウント:https://x.com/sasenai_safety
YouTube公式チャンネル:https://www.youtube.com/@SASENAI_official
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