北海道標津町(町長:山口 将悟、以下「標津町」)と北海道標津高等学校(校長:福井 朋美、以下「標津高校」)と国内最大級のふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を企画・運営する株式会社トラストバンク(本社:東京都品川区、代表取締役:川村 憲一、以下「トラストバンク」)は、本日4月14日、産学官連携の取り組みとして、4月下旬より標津高校の生徒との実践的な「商品開発プログラム」の授業を開始することをお知らせします。
左から、福井校長 山口町長 川村代表
3者は本日4月14日、地場産品を活用した新商品の開発・改良・発掘の支援をするため「商品開発支援等の連携に関する協定」を締結しました。本協定は、標津町の豊かな地域資源を最大限に活用し、持続可能な地域経済の発展を実現することを目的としています。具体的には、標津高校の生徒の視点を活かし、標津町が誇る自然の恵みから生まれる特産品の新たな魅力を引き出すとともに、地域事業者の競争力強化と販路開拓を支援します。さらに、本プロジェクトを通じて、地域の未来を担う若い世代が主体的に地域経済に関わる機会を創出し、地元への愛着を育むことで、将来的な地元就職につなげることを目指します。
今回の取り組みでは、地場産品を活用した商品開発に関する授業を実施し、生徒の提案を反映して開発・改良された商品は、トラストバンクが提供する地域のめいぶつを販売するECサイト「めいぶつチョイス」で販売されます。加えて、ふるさとチョイス限定で標津町のふるさと納税のお礼の品としても掲載する予定です。
これにより、標津町の魅力を全国に発信し、地域への関心を高め、関係人口の増加に貢献します。
本協定を通じ、標津町とトラストバンクは、地域活性化に向けた連携を強化し、持続可能な地域社会の実現を目指してまいります。
□■標津町、標津高校、トラストバンクの3者連携による「商品開発プログラム」 概要 ■□
◆目的:
・地元高校生と連携した商品開発を進めることで、地域の特産品創出にかかわる人口を増やし、地域ブランドの魅力向上を目指す。
・本プログラムでの実践的な授業を通して、将来的な地域の就学者数の誘因・維持・拡大を目指す。
◆プログラム内容:
生徒それぞれが、標津町の食や特産品、工芸などから興味のあるものとその魅力を発見し、その磨き上げや新しい商品アイデア、情報発信の方法などを企画立案します。企画をまとめていくプロセスでは、地域の大人たちと関わり合いながら自分の人生に活きる学びを取り入れます。各自(あるいはグループ)でまとめた企画は、可能性の高いアイデアについて、その後町内事業者と協働して商品化に結びつけ、商品化された際には、トラストバンクが提供する地域のめいぶつを販売するECサイト「めいぶつチョイス」で取り扱います。また、ふるさとチョイス限定の標津町のお礼の品として取り扱います。
◆スケジュール:
・2025年4月 授業内容の協議、対象商品・課題選定
・2025年4月~8月 実践的授業の実施
・2025年9月 商品掲載及びお礼の品登録
・2025年10月 共同開発お礼の品発表プレスリリース予定
※時期は前後する可能性がございます
■ 標津町 町長 山口 将悟のコメント
「この度の連携協定により、ふるさと納税総合サイトを企画・運営する株式会社トラストバンク様の支援を受けて、産学官連携により標津高校生が地元企業と連携した「商品開発プログラム」の取組みを進めることは、高校生が地域を学び地域に密着した学習を行うことになり、こうした活動を通じて高校の特色や魅力が高まり、未来を担う人づくりに繋がるものと考えています。
また、地元企業との協同により新たな地場産品の開発を行うことは地域づくりを進める上での刺激となり、好循環の中で地域の活性化につながるほか、標津町を効果的に全国に発信できる良い機会となることから、連携協定を機とした今後の展開に大いに期待をしています。」
■ 標津高校 校長 福井 朋美のコメント
「標津高校のフードデザインの授業において、令和5年度は、標津町の食材を活用した給食メニュー開発、令和6年度は、標津町の特産でもある鮭節を活用したオリジナルレシピを開発し、給食や町のイベントで提供いたしました。このような取り組みは、標津町の多大なご支援のおかげであり感謝の気持ちでいっぱいです。今回、このような機会をいただき、標津町に貢献するとともに、多くの方に標津町の魅力を伝える取り組みにしたいと考えております。」
■トラストバンク代表取締役 川村憲一のコメント
「標津町は、オホーツク海に面した雄大な自然と地形を生かした漁業や酪農が盛んで、ふるさと納税でも鮭やいくらといった特産品が知られています。しかし、デジタル化や高齢社会で、地域を代表する産業とのつながりが薄れてきている現状があります。
今回、標津町という地域の魅力とこの土地ならではの仕事に触れる機会を標津高校の皆さんとご一緒できることを大変嬉しく思います。この経験が、高校生の皆さんの記憶に標津町を刻み、社会に巣立った後も、標津町へUターン就職したり、ふるさと納税という形で地域を応援したりと、様々な形で標津町に関わり続けてくれることを願っています。
本プロジェクトを通じて、若い世代が地域に誇りを持ち、未来を担う人材として成長していく姿を、標津町の皆様と共に育んでいけることを大変楽しみにしております。」
標津町( https://www.shibetsutown.jp/shokai/about/photo_album/ )
標津町は、北海道の東、根室半島基部に位置し、雄大な自然と豊かな恵みが魅力の町です。町の東側はオホーツク海に面しており、そこで獲れる鮭やいくらは、標津町の特産品として全国的に知られています。また、ラムサール条約に登録されている野付半島は、多様な動植物が生息する貴重な場所です。漁業と酪農を基幹産業としながら、観光業にも力を入れる標津町は、自然と産業が調和した、魅力あふれる町です。
標津高校( http://www.n-shibetsu.hokkaido-c.ed.jp/ )
標津高校は、豊かな自然に囲まれた標津町唯一の高校として、地域に支えられ90年の歴史を持つ。地域社会の担い手育成を目標に掲げ、ユネスコスクールとして環境・防災教育に注力。特に防災分野では高い評価を受け、文部科学大臣賞と内閣総理大臣表彰を受賞。今後も地域との連携を深め、地域に貢献できる人材育成を目指します。
株式会社トラストバンク( https://www.trustbank.co.jp/ )
ビジョンは「自立した持続可能な地域をつくる」。2012年4月に創業し、同年9月に国内初のふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を開設。同サイトのお申し込み可能自治体は全国約95%となる1700自治体超(24年10月)、お礼の品数は76万点超(24年10月)の国内最大級のふるさと納税サイトに成長。18年11月東証プライム市場の株式会社チェンジ(現株式会社チェンジホールディングス)とグループ化し、パブリテック事業に参入。19年9月自治体向けビジネスチャット「LoGoチャット」、20年3月ノーコード電子申請ツール「LoGoフォーム」をリリース。23年10月には地域のめいぶつを販売するECサイト「めいぶつチョイス」を開始。そのほか、地域経済循環を促す地域通貨事業や、休眠預金等を資金源とした地域のソーシャルビジネス事業者支援事業も展開。※お申し込み可能自治体数No.1、お礼の品掲載数No.1(2024年10月時点、JMRO調べ)