恵比寿のカルピス本社(渋谷区恵比寿南2)のコミュニケーションホールで3月1日、近隣在住の親子60組を招き「『カルピス』ひなまつりお祝い会」が開かれた。開催は、「『カルピス』ひなまつりプレゼント」が今年で50回目を迎えたのを記念したもの。
「ひなまつりプレゼント」は、創業者・三島海雲が子どもたちの健やかな成長を願い、「白酒に似た白いカルピスで乾杯したら喜んでくれるのでは」との思いで1963(昭和38)年から始めた活動。現在は全国の幼稚園・保育所に案内状を送り、応募があった全ての園に園児1人1杯分のカルピスと、1人1冊ずつ「ミニ絵本」を進呈している。
当初は2000園で始まった活動だが、今年は全国で1万6000弱の園にプレゼントされた。現在の幼稚園と保育所を合わせた数は約3万4000で、全体の半数近い園に届けられていることになる。今回までの累計は約1億1400万人に達する見込み。
当日は、親子で「カルピス」づくりが楽しめるコーナーを用意したほか、1981(昭和56)年から毎年発行している「カルピス絵本」の読み聞かせも行い、集まった子どもたちが真剣に聞き入っていた。このほか、歴代のひなまつり特製パッケージの紹介や同社社員によるハンドベル演奏なども行われた。