トーキョーワンダーサイト渋谷(渋谷区神南1、TEL 03-3463-0603)で2月1日、若手アーティストを対象とした公募展「ワンダーシード2014」が始まる。
東京都のアート支援プログラム「TWS」の公募企画として2003年に始まった「0号展」が前身で、今回が12回目となる同展。作品購入が若手アーティストの支援を意味する「BUY=SUPPORT」をコンセプトに入選作品を販売している。
募集対象は35歳以下の若手アーティストで、10号(長辺53センチ)・厚さ15センチ以下の小作品。今年は、作家で衆議院議員の石原慎太郎さんや美術家・鴻池(こうのいけ)朋子さん、現代アートギャラリー「小山登美夫ギャラリー」(江東区)の小山登美夫さんらが審査員として444点の応募の中から108点の入選作品を選定した。
前日の1月31日には入選作家らを招いた開会式を実施。1回目から審査員を務めている小山さんは「今年はちょっとおとなしいかなと思ったが、その中でも自分が面白いと思うものを選んだ」と振り返ると、初めて審査員を務めた鴻池さんは「一つとして同じ作品はなかったが、どこかで見たことがあるような、初めて出合った絵はなかった」とも。コレクターの宮津大輔さんは「アーティストが(入選を)目指すワンダーシードであればいいのでは。(購入者と)夢を共有する架け橋になれば」と期待を込めた。
販売価格は1,000円~3万5,000円。会場のほか、現代アート専門サイト「TAGBOAT」でも販売する。開館時間は11時~19時(入場は閉館30分前まで)。月曜休館(祝日の場合は翌火曜)。入場無料。3月2日まで。