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渋谷でアルゼンチン写真家の個展-過去の写真を再現・比較

81年前の姿を再現して撮影した写真(右)などを展示する場内

81年前の姿を再現して撮影した写真(右)などを展示する場内

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 西武渋谷店(渋谷区宇田川町)A館7階催事場で1月8日、アルゼンチンの写真家イリーナ・ワーニングさんのアジア初個展「時代のポートレート展~夢と希望をかなえた写真家イリーナ・ワーニング~」が始まった。

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 ワーニングさんはブエノスアイレスで経済学と歴史学の学位を取得した後、英ロンドンのウェストミンスター大学で写真ジャーナリズムを専攻。対象となる過去の写真と、そのポーズや服装、光の加減などを再現して撮影した現在の写真を並べる「Back to the Future」を2010年に発表。翌年には、米スポーツ雑誌「ESPN the magazine」から招待されプロスポーツ選手の「Back to the Future」を撮影し表紙を飾る。2012年には、同年Sony World Photography Awardsのポートレート部門でグランプリを受賞した。

 これまでに28カ国以上の国で280人以上を撮影してきたが、同展では24カ国の人たちの88作品を展示する。ワーニングさんの両親、弟の写真のほか、各国の依頼人、2012年にディズニーランド・パリの20周年に招待され、来場客を撮影した際の写真などが並ぶ。中には、ベルリンの壁崩壊前後、米同時多発テロ事件前後など、その国の文化や社会情勢がうかがえる作品も。写真は最短で7年後、最長で81年後の姿を捉えている。

 開催時間は10時~21時(日曜・祝日は20時まで、最終日は18時まで)。入場料は500円、高校生以下無料。今月26日まで。

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