東急電鉄は3月、子育て支援をコンセプトにしたシェアハウス「(仮称)“みんなで子育て”シェアハウス」(渋谷区恵比寿西2)を代官山駅近くにオープンする。
シングルペアレントと「子育てを支援したい人」をメーンターゲットに、入居者同士が支え合いながら「みんなで子育て」ができる環境づくりを目指す同施設。建物は渋谷区が所有する旧職員住宅で、同社が同所の土地を区から借り受けリノベーションして開く。
敷地面積は237.65平方メートル。延べ床面積は4階建てで539.99平方メートル。戸数はワンルームで21戸(10.45平方メートル~15.97平方メートル)。共用部は、システムキッチンや業務用冷蔵庫を備えるキッチン、大画面テレビ、プロジェクタ、「落書きボード」を用意するキッズスペースなどを備えるリビング、ウッドデッキや家庭菜園を設ける屋上など。ミニキッチンや、シャワールームよりもユニットバスを多く設置する浴室、トイレなどは2~4階の各階に設ける。
サービス面では、顔見知り同士が子どもの送迎や保育を500円から依頼できるAsMama(横浜市中区)が提供する「子育てシェア」(原則入居者全員が登録)、ICカードを利用した東急セキュリティ(世田谷区)の子ども見守りサービス「キッズセキュリティ」を導入する。
現在、第1期として2戸の入居者を募集している。対象となるのは、205号室(12.70平方メートル、9万4,000円)と301号室(10.45平方メートル、8万6,000円)。契約形態は定期建物賃貸借契約で、初回6カ月、再契約以降2年。共益費2万円(親と子ども1人)、1万7,000円(単身者)などが別途かかる。