日本再上陸1号店として話題を集めた米発ハンバーガーレストランチェーン「Wendy’s（ウェンディーズ）表参道店」（渋谷区神宮前5、TEL 03-6418-4320）が12月30日、閉店する。

エントランスに掲出している閉店を知らせる張り紙

　ウェンディーズは1969年に創業し、1980（昭和55）年に日本初上陸。全国に最大100店舗まで拡大するも、2009年12月31日付けでゼンショーの子会社である日本ウェンディーズがフランチャイジー契約を終了するのに伴い、当時展開していた71店舗全店が閉店。

　2011年、「ドミノ・ピザ」の国内フランチャイジーだったヒガ・インダストリーズ（港区）と米ウェンディーズ・カンパニーが資本業務提携しウェンディーズ・ジャパン（同）を設立。同年12月27日、表参道店をオープンし再上陸を果たした。以降、六本木（港区、昨年8月）、曙橋（新宿区、今年3月）と出店している。

　再上陸を広くアピールすることを目的に表参道へ1号店を出店したものの、同エリアは賃料が高く「ハンバーガービジネスは難しい」と判断し当初から期間限定店と考えていたという。明確に期限は決めていなかったが、オープンから丸2年での閉店となった。同店エントランスには閉店を知らせる張り紙が貼られている。

　店舗面積は地下1階と1階の2フロア計290.55平方メートル。席数は地下1階を中心に78席を用意。アメリカンサイズの「ウェンディーズ・バーガー」（420円）やフレンチフライ（180円～290円）、サラダ（380円または480円）などのほか、「アボカド・わさび」（820円）などの日本限定バーガーも提供している。

　六本木店、曙橋店は引き続き営業し、今後は東京・神奈川・千葉を中心に出店を進めていくという。表参道エリアへの再出店は現段階では考えていないという。

　営業時間は10時～21時。