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青山通り沿いに独「シュタイフ」ブティック-ベビー・子ども服国内初展開

青山通り沿いに出店した店舗外観

青山通り沿いに出店した店舗外観

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 表参道・青山通り沿いに11月2日、テディベアで知られるドイツ発ブランド「Steiff(シュタイフ)」のトータルブティック「シュタイフ青山」(港区南青山3、TEL 03-3404-1880)がソフトオープンした。経営はMS1880(同)。

テディベアが必ずあしらわれているベビー・子ども服

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 1880年に創業した同ブランド。1902年にテディベアの原型となるクマのぬいぐるみ「55PB」を製作し、「世界で初めてテディベアを作った」ブランドとして知られているが、ベビー・子ども服なども展開している。2009年からリヤドロジャパン(千代田区)が国内輸入総代理店として同ブランドのテディベアを国内展開しているが、日本でもテディベアのみならず「ライフスタイルブランドとして発信したい」という本国の思いがあり、契約満了のタイミングで総代理店を変更する。

 同店を経営するMS1880が来年1月から総代理店となる。同社は建築工事の施工・建設や土木資材の販売を手掛ける田村建材(福島県いわき市)が今夏設立した会社で、同ブランドの創業者マルガレーテ・シュタイフの頭文字とブランド創業年を合わせ、独シュタイフ社が命名。福島を拠点にする田村建材の田村哲朗社長は、東日本大震災の際にシュタイフ社が被災地にテディベアを寄付したことに「感激した」ことから総代理店事業を手掛けることを決めたという。

 30~40代のファミリー層をコアターゲットに同エリアへ出店。店舗は1階・2階の2フロア計約105平方メートル。ファサードはガラス張りで店内が見えるように仕上げた。店内には白い什器を配すほか、アニマル柄のプリントを壁面などに掲出している。1階は新着商品やテディベアなどを展開し、2階ではベビー・子ども服などを扱う。

 同ブランドのテディベアは、コピー品と差別するために左耳に付けられた「ボタン・イン・イヤー」がトレードマーク。黄色タグに赤文字が定番商品、白タグに赤文字が地域限定・数量限定・年度限定など生産数に制限のある限定品、白タグに黒文字が1990年代初頭に作られた商品のレプリカとなっている。商品はモヘアを中心に、ファーやアルパカなどの毛を使い、ドイツの職人が手作業で仕上げているため、同じ商品でも顔立ちが微妙に異なる。同店限定商品として、来年の「シュタイフカラー」であるライトパープルのキーリング(2万3,250円)、テディベア(5,900円または3万4,750円)を来年1月3日に発売予定。現在予約を受け付けている。

 国内では初の正規取扱となるベビー・子ども服は、ヨーロッパでは売り上げの6割ほどを占めているという。ロンパース(5,670円)や正面に音の鳴るワッペンが付いたパーカ(7,560円)、肘当てが付いたカーディガン(1万1,550円)、オーガニック素材を使ったベビーラトル(3,150円)など。商品には「ボタン・イン・イヤー」を付けたテディベアが「必ず」あしらわれている。洋服のサイズは56センチ~110センチ。

 オープン後はテディベアのコレクターや親子連れなどが幅広く来店。田村社長は「テディベアだけではない総合ブランドとして定着させたい。同時にシュタイフ=テディベアというイメージを強化することで、シュタイフが作る洋服=安心感につながると思っている。ブランドのストーリーや歴史を伝えていければ」と意欲を見せる。

 営業時間は11時~19時30分。来年1月3日グランドオープン予定。今月29日で、リヤドロブティック銀座(中央区)での同ブランド商品の取り扱いが終了となる。

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