青山ベルコモンズ(港区北青山2、TEL 03-3475-8118)が来年3月30日で閉館する。
1976(昭和51)年、当時アパレルチェーン大手だった「鈴屋」が施設開発を手掛け、青山通りと外苑西通りが交わる青山三丁目交差点角にオープンした同施設。先鋭的なファッションブランドや飲食店、文化施設が入居するファッションビルとして注目を集め、現在も青山エリアのランドマークになっている。
建築家・黒川紀章が設計を担当した建物は地下4階~13階の17フロアで、延べ床面積は1万3995.23平方メートル。館内には、インテリアショップ「シボネ」、NY発ファッションブランド「セオリー」、食のセレクトショップ「ディーン&デルーカ」のカフェ、陶芸教室「彩泥窯」、屋上で展開するテニススクールなど31テナントが入居しているほか、レンタルホール、オフィスフロアもある。
昨年6月、シンプレックス不動産投資顧問(千代田区)がオルタナティブ投資専門の投資顧問企業である米Angelo,Gordon社の運用するファンドと共同で、特定目的会社を通じて同施設を保有する第一生命保険(同)から同ビルを取得。シンプレックス不動産投資顧問がアセットマネジメント業務を受託している。閉館後の活用については現在検討中。
営業時間は11時~20時(シボネは21時まで、5階レストランは23時まで)。