南青山・青山通り沿いに先端素材を集めた会員制施設「Material ConneXion(マテリアルコネクション)Tokyo」(港区南青山2、TEL 03-6721-1780)がオープンして1カ月が過ぎた。
1997年にニューヨークで設立した同施設。デザイナー向けの先端素材を集めた「マテリアルライブラリー」と素材メーカー向けのコンサルティングサービスを提供する施設で、現在はバンコクやイスタンブール、ミラノ、上海などに展開。東京店は11カ所目となる。
NY本社から、工業製品の表面加飾技術を持つ日本写真印刷(港区)にオファーがあり、日本での運営ライセンス契約を締結。同社とCMFデザインを専門に行うFEEL GOOD CREATION(南青山2)との合弁会社エムクロッシング(同)が経営する。インテリアショップやデザイン事務所が集積しデザイナーが訪れやすいほか、「クリエーティビティーを刺激する場所に適している」と判断し、同エリアに出店した。
施設面積は111.9坪。館内の「マテリアルライブラリー」には500点以上のマテリアルを展示し、触れたりメーカーの情報を得たりすることができる「オンサイトライブラリー」を用意。約7000点を検索できるオンラインデータベースを参照できるパソコンも置く。
素材メーカーは建築、インテリア、家電、自動車など、マテリアルカテゴリーはポリマー、自然素材、金属、カーボン、セメントなど、と幅広くラインアップ。毎月30~40種の新しいマテリアルが追加されている。年間会員費は個人で5万8,000円。法人の場合は人数により変動する。
施設内イベントスペースでは月1回ほど、会員以外でも参加できるセミナーや企画展を開いていく予定。
営業時間は10時~18時。土曜・日曜定休。見学希望者は要予約。