東急グループは11月30日、渋谷-赤坂間を循環する2階建て観光バス「VISIT SHIBUYA号」の本格運行を始めた。
バスは赤を基調に渋谷区の花であるハナショウブの紫で水玉模様をあしらった
東急ホテルズが運営する渋谷・赤坂エリアのホテル宿泊客と、東急グループ各社のカード会員を対象にしたもの。セルリアンタワー東急ホテルなど、東急ホテルズが展開する渋谷エリアの3ホテルでは本年度上半期の外国人宿泊客数が昨年度同期に比べ約4割増加したことから、外国人旅行客の渋谷訪問のニーズ拡大を見込んだ。運行は東急トランセに委託する。
バスは東急グループのコーポレートカラーの赤を基調に、渋谷区の花であるハナショウブの紫で水玉模様をあしらったデザイン。車内のルート案内表示は日英中韓の4カ国語、音声案内は日英2カ国語に対応する。定員は、2階席50人、1階席18人と乗員2人の計70人。
運行ルートは、ザ・キャピトルホテル東急から六本木ヒルズ(降車のみ)、渋谷マークシティを経由しザ・キャピトルホテル東急に戻る。対象者であれば、ホテルで用意する乗車パスや会員カードを提示すれば予約不要で無料で乗車できる。
同ルートの運行は来年3月31日まで。以降は今回の運行状況から検討するという。