原宿・キャットストリート沿いに10月、米ライフスタイルバッグブランド「EASTPAK(イーストパック)」のオンリーショップ「EASTPAK TOKYO STORE」(渋谷区神宮前5、TEL 03-6427-7376)がオープンした。経営は双日グループのバッグやフットウエアなどを扱う双日ジーエムシー(港区)。
1952年に創業した米陸軍向けのミリタリーバッグ製造業を前身に、1976年に設立された同ブランド。「SMART SOLUTIONS for you Dynamic CITY LIFESTYLE」をコンセプトに、都市生活で多様化・個性化が進む現代のライフスタイルに適したバッグ・ラゲージを提案している。コアターゲットは18歳~25歳の男女。
2006年からゴールドウィン(松濤2)が輸入販売を手掛けていたが、双日ジーエムシーが昨年6月、米アパレル大手VFコーポレーションと同ブランドの日本における独占輸入販売に関する契約を締結。全国のアパレル・セレクトショップを中心に、スポーツショップ・バッグショップなどで販売している。
店舗面積は約35平方メートル。ファサードにはタイルブロックを使い「重厚感を表現」しつつ、アイボリーカラーを採用することで「都会的でクリーンな印象」に仕上げたという。店内は木目にホワイトフェード加工を施した「ナチュラルでモダンな空間」になっている。
同店では、バックパック、ラゲージ、カメラバッグ、ヨーロッパブランドとのコラボコレクション、日本限定モデルなど幅広くラインアップ。ブランド創立以来続く「アイコニックな」バックパックは、10ミリ厚のパッド入り滑り止め付きショルダーストラップで「快適な背負い心地」を実現している「PADDED PAK’R」(5,980円~1万2,600円)。
NYを拠点に活動するアーティスト、ケビン・ライオンズさんのアートワークを刺しゅうで表現した日本限定モデルのバックパック(1万2,600円)やドキュメントケース(9,450円)などを同店で先行販売している。価格帯は、バックパック=5,980円~1万5,750円、ラゲージ=1万9,950円~2万9,400円ほか。
オープン後は20代を中心に来店があり、直営店を出店したことで「ブランド認知・幅広い商品ラインアップの周知」が進み、アパレル・セレクトショップからの問い合わせも増えているという。同社ブランド・消費財事業部ブランドマーケティング課の関谷章さんは「店舗を通じて当ブランドのもの作りやコンセプトを伝え、ファンになっていただけるよう心掛けている。シーズンごとに豊富なバリエーションの新商品を定期的に投入し、来店いただいた際に毎回新しい発見のある店づくりを行っていきたい」と意欲を見せる。
今後は卸先を増強していく予定で、チャネルに応じたマーチャンダイジングを進めながら売り上げの拡大を図り、小売りベースで売上高10億円の早期実現を目指す。
営業時間は12時~20時(土曜・日曜・祝日は11時~)。