南青山・骨董（こっとう）通りのプロジェクト・ショップ「IDOL（アイドル）」（港区南青山5）で11月29日～12月1日、ファッション・スタイル・ビューティーをテーマにした短編映像祭「ASVOFF TOKYO 2013」が開催される。

　パリを拠点にファッションフィルムジャーナリストとして活動するダイアン・ペルネさんが創設・キュレーションする同祭は2008年に初開催。毎年パリのファッションウイーク中に開かれた後、世界各地の都市を巡回。東京では5回目の開催となる。

　期間中、10月のパリ開催時に公開された31作と、過去のアーカイブ作品12作、「スペシャルプログラム」2作の計45作を上映。作品は、米写真家ブルース・ウェバーさんが製作した、ダンサーVITTORIO GRIGOLOさんをフィーチャーした「The Bad Boy of Opera feat. Vittorio」、独ファッションデザイナーのカール・ラガーフェルドさんをインタビューするまでの経緯を追った「ZILLIONS」（Malcolm Venville監督）コルセットデザイナーMr.pearlの実録映画で、ぺルネさんが監督した「Mr.Pearl」など。

　スペシャルプログラムでは、資生堂のアートディレクションを手掛けていたことで知られる、メーキャップ・ファッション・写真など幅広い分野で活動する仏アーティストのセルジュ・ルタンスさんが1974年にカンヌ国際映画祭に出品した「Les Stars」などを上映する。

　会期中はトークショーも開く。今月30日＝色鮮やかで細かいパッチワークや独創的な形の洋服が特徴のファッションブランド「アンリアレイジ」のデザイナー森永邦彦さんと、テクノポップユニットPerfumeのMVや舞台演出のテクニカル・サポートなどで知られるクリエーター集団「ライゾマティクス」（港区）取締役の真鍋大度さんが、12月1日＝ぺルネさんと、ファッションディレクターでブロガーのミーシャ・ジャネットさんが、それぞれ登壇する。

　開催時間は13時～23時（30日のみオールナイト営業）。鑑賞料は、1日券＝一般1,500円・学生1,000円、3日通し券＝同3,000円・同2,500円（30日は24時以降無料、再入場可能）。