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漫画「ペコロスの母に会いに行く」-表参道・山陽堂書店でパネル展

パネル化した漫画25枚と岡野さんの解説を展示する場内

パネル化した漫画25枚と岡野さんの解説を展示する場内

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 表参道交差点そばの山陽堂書店(港区北青山3、TEL 03-3401-1309)内のギャラリーで現在、漫画家・シンガーソングライター岡野雄一さんの漫画「ペコロスの母に会いに行く」のパネル展が開催されている。

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 1950(昭和25)年長崎生まれの岡野さん。20歳で上京し、出版社で漫画雑誌の編集に携わる。40歳で長崎に戻り、父の死後、「ゆっくりとぼけていった」母みつえさんと7年間同居。現在はみつえさんが暮らすグループホームに週2度ほど通っている。昨年7月にみつえさんとの日々を描いた同作を西日本新聞社から出版。2月にはNHK-BSでドラマ化され、今月16日からは映画が全国公開されている。初版発行部数は5000部だったが、現在20万部まで重版されている。

 発売当初、同店で同書は扱っていなかったが、新聞記事などを通じ存在は知っていたという。7月、同書の編集を担当した西日本新聞社の末崎光裕さんが同店を訪れたことから、同店でも取り扱いを始め、映画公開時期に合わせて同展を開いた。会場には、同書に収録されている漫画の中からピックアップした25ページをパネルに拡大して展示。随所に岡野さんの解説を掲出している。

 末崎さんは「特に大きな宣伝をしていないのに、多くの方の手に届いているのは書店員の方々のおかげ。書店でパネル展ができるのはうれしい」と話す。同書については、「編集部には14歳の中学生から80歳のおばあちゃんまで、幅広い方から手紙を頂いている。家族のことを描いているので、世代の垣根なく届いているのでは」とも。

 開催時間は11時~19時。日曜・祝日定休。入場無料。11月27日まで(23日・24日は定休)。

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