南青山にレストラン&ショップ「stopover tokyo(ストップオーバー・トーキョー)」(港区南青山3)がオープンして間もなく2カ月を迎える。
アパレルブランドを展開するワシヲ(同)が開いた同店。同社は2001年の創業以来、卸を中心に事業を行っていたが、「直接消費者にブランドの世界観を届けたい」という思いから初の直営店を出店。同社社長でデザイナーの鷲尾昭典さんが「旅好き」で、各地に旅をした際に感じたエッセンスを服のデザインに落とし込んでいることもあり、「旅」をテーマにする。「人が集まる空間作り」の一つとして、アパレルショップのみならず飲食店を併設した。
1階に無国籍カフェレストラン「stopover tokyo lounge」(TEL 03-3478-1091)を出店。店舗面積は22.5坪。席数はテーブルを中心に約30席を用意。店内は、「料理に注目してほしい」という思いから、白を基調に木目のテーブルや椅子を配したシンプルなデザインに仕上げた。
かねて親交があった新宮彰さんをマスターシェフに招き、「旅するレストラン」をテーマに無国籍料理を提供する。テークアウト可能なランチ(17時まで)メニューは、グリーンカレーなどのメーン料理とデザート、サラダまたはスープが付くセット(1,050円または1,260円)を用意。土曜日限定で、機内食をイメージした「エアラインコンボ」(1,680円)も提供する。ディナー(18時から)には、ミントが効いた「生春巻き」(525円)や、タジン鍋で炊く「若鶏のタジン炊き込みごはん」(1,575円)などをラインアップ。客単価は、ランチ=1,200円弱、ディナー=5,000円弱。
2階はコンセプトショップ「stopover tokyo library」(TEL 03-6432-9538)。店舗面積は11.25坪。ユニセックスライン「stopover」(中心価格=シャツ・パンツ1万円~2万円、コート3万円~4万円ほか)、レディスドレスライン「washiwo」(同=ワンピース2万円~3万円、コート3万円~5万円ほか)、飛行機柄のトラベル雑貨「stopover airlines」(アイマスク1,890円、スリッパ2,520円、パスケース3,360円ほか)などを販売。鷲尾さんがデザインした、ラウンジのスタッフの制服(エプロン4,725円、シャツ1万4,700円ほか)もそろえる。
併せて、ニューヨークのキャンドルブランド「land by land」、ソックス&アンダーウエアブランド「etiquette」、フランスのフレグランスブランド「miller et bertaux」、イギリスのソープブランド「BAIGNEUR」など、「旅」をテーマにセレクトした商品も用意。同フロアには本棚を設置し、鷲尾さんの私物である「VOGUE JAPAN」全巻、「TRANSIT」など、ファッション・カルチャー関連の本・マガジン2000冊以上を陳列。ラウンジ含め店内で閲覧できるようにした。
オープン後は、男女共に30~40代を中心に近隣で働く人や住民などが来店。プレス担当の廣野博友さんは「日本にいながら、旅行に行ったような空気感を味わっていただければ」と来店を呼び掛ける。
営業時間は、ラウンジ=12時~24時、ライブラリー=13時~20時。日曜定休。