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原宿に米レディスカジュアル「フリーピープル」アジア初旗艦店-店内公開

ホワイトウッドを基調にした店舗外観

ホワイトウッドを基調にした店舗外観

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 原宿に10月25日、米レディスカジュアルブランド「Free People(フリーピープル)」のアジア初となる旗艦店「フリーピープル 原宿」(渋谷区神宮前6、TEL 03-6450-6541)がオープンする。経営はアパレル大手のワールド(神戸市)。

トレンド感とビンテージライクが特徴の商品が並ぶ店内

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 同ブランドを展開する米アーバン アウトフィッターズ社の現CEOリチャード・A・へインさんが1970年代にペンシルベニア州フィラデルフィアにオープンしたショップから誕生した同ブランド。現在はアメリカを中心に84店舗の直営店を展開し、世界1200店以上のセレクトショップやデパートなどで取り扱いがある。

 ワールドは昨年10月、同ブランドの国内独占販売に関する契約を結び、今年の春夏シーズンから販売を開始。東急東横店(渋谷2)をはじめとする百貨店、同社のビューティー・セレクト・ストア「オペーク」などでポップアップストアを展開し、認知向上を図ってきた。

 アジア初の旗艦店となる同店は、同社がかねて展開していた複合コンセプトストア「TOKYO HIPSTERS CLUB」(2005年~2010年)跡に出店。店舗面積は、物販を行う1階は264.7平方メートル、イベントスペースとなる2階は181平方メートル。カフェ営業をしていた3階(264平方メートル)は現在準備中で来春をめどに「何かしらの形で」(同社)オープン予定。

 ファサードはアメリカ東海岸をイメージしたホワイトウッドで全体を覆い、ゴールドのサインを掲出。「若いカップルが作り上げた」という設定でデザインした店内は、木材や白を基調に、天井からは大量の花の造花をつり下げる。壁面にはパッチワークした布をや、米1号店に飾っていたインドの王冠をはじめ、各国のアクセサリーなどをディスプレー。フィッティングルームには、12年かけて集めたという布を使ったパッチワークをカーテンとして取り付けた。鏡のグラフィックや店内随所の「ラブレター」などは手描きするなど細部にこだわる。

 ターゲットは20代後半~30代前半の女性。ボヘミアンガール「メドー」、ボーイッシュな「ロウ」、甘めガーリーな「キャンディー」など5人の女性をインスピレーション源にした、トレンド感とビンテージライクな商品が特徴。2013/14秋冬コレクションの価格帯は、シャツ・ブラウス=1万290円~4万4,100円、ワンピース=1万3,650円~5万7,750円、パンツ=8,190円~1万9,950円、コート=3万2,550円~5万400円、ファッション雑貨=2,520円~10万5,000円ほか。全てインポートになる。

 日本進出に際し、キャットストリートなど近隣を「散歩した」というアーバン アウトフィッターズ社の同ブランド販売責任者クリッシー・マシンスキーさん。原宿について「歩いている女の子たちがとてもユニークで、情熱のあるエリアだと感じた」と話す。「アジア初の店舗でオープンがとても楽しみ。この美しい店にまずは来ていただき、店内に隠れているメッセージなど、たくさんの発見をしてほしい」と呼び掛ける。

 営業時間は11時~20時。ワールドは同日、ルミネエスト新宿店(新宿区)にも直営店を出店する。

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