渋谷パルコ(渋谷区宇田川町)を中心に10月18日、若手女性クリエーターの祭典「シブカル祭。2013~フレフレ!全力女子!」が始まった。
イタリア語で広場・公園を意味する「パルコ=人が集う場所」という原点に立ち戻り、「女性を応援し続けてきた」パルコが若手女性クリエーターの表現作品の発表やクリエーター同士の交流の「場」となることを目指し開く同イベント。3回目を迎える今回は、「応援」をテーマに150人を超える参加クリエーターの作品を紹介する。
期間中は店舗全体がギャラリー化する。パート1・パート3ともに館内のショップやエレベーター脇など随所にアート作品を展示。14人のクリエーターによる「渋谷ギャル」の壁画や、6人組アート集団Chim↑Pomの巨大な写真作品などが館外を彩る。
メーン会場となるパート1・3階のパルコミュージアムでは展覧会を開く。美術誌「美術手帖」(美術出版社)岩渕貞哉編集長やChim↑Pomリーダーの卯城竜太さん、現代美術作家・加賀美健さんなどの「目利き」7人が、同祭初出展となるクリエーターの作品を選定・ディレクションし、それぞれのブースで紹介。クリエーター10人とコラボした「teamLabCamera(チームラボカメラ)」も設置する。場内の特設ステージでは、トークショーやワークショップなどを連日開く。
期間中はポップアップショップもオープン。スペイン坂広場には、セレクトしたショップ「PHYSICAL TEMPO」、ワコール子会社ウンナナクールのカスタマイズインナーシリーズ「play&choice」が出店。パート1・地下1階のロゴスギャラリーには、中川翔子さんとBEMSが共同プロデュースするファッションブランド「mmts(マミタス)」など3店が並ぶ。
公園通り広場の特設ステージ、SHIBUYA CLUB QUATTROや渋谷WWWではライブイベントなどを開催。最終日にはパート3・8階のシネクイントで、同祭初試みとなる映画上映を行う。若手映画監督と音楽映画の企画を立ち上げ発表する映画祭「MOOSIC LAB」とタッグを組み、シンガー・ソングライター大森靖子さんのドキュメンタリー映画や、N’夙川BOYSをキャラクター化した作品などを上映する。
各企画の開催場所・時間などは公式ホームページで確認できる。今月28日まで。