表参道ヒルズ近くに10月2日、デンマーク発ライフスタイル雑貨ストア「Flying Tiger Copenhagen表参道ストア」(渋谷区神宮前4、TEL 03-6804-5723)がオープンする。経営はZebra Japan(神宮前2)
Zebra A/S社が展開する同ブランドは1995年に創業。「北欧の100円ショップ」と呼ばれ、デザイン性を武器にした幅広い雑貨を100円~2,000円(100円刻み)で販売している。現在、ヨーロッパを中心に19カ国240店舗以上を展開。表参道ストアは、昨年7月にアジア初となる店舗としてオープンしたアメリカ村ストア(大阪市中央区)に次ぐ国内2店舗目で、旗艦店に位置付ける。
店舗面積は1フロア136.43坪。店舗デザインは全店舗共通で、「北欧の落ち着いた雰囲気」を演出しながらも、「買い物が楽しんでもらえる空間作り」を目指している。壁面や什器などは白を基調に、LEDの照明は商品に近づけて設置するなどしている。エントランスは1カ所のみで、全商品を見ることができるよう一方通行にしているのが特徴。
自社で企画・デザインする商品は作りきり・売り切り。現在日本国内での取扱商品は16カテゴリー約1800アイテム。新商品は1~2カ月ほどの周期で導入していくという。海外の店舗ではコスメや眼鏡などのカテゴリー2000~3000アイテムを展開しているため、日本でも今後展開商品を増やしていく予定。ショッピングバッグは有料(20円~)。
商品例は、スプーン・フォーク・ナイフ各3本が入ったカトラリーセット(1,000円)、ケーキプレート(400円または500円)などのキッチン雑貨、ごみ箱型のペン立て(100円)、25枚の塗り絵ノート(300円)などのステーショナリー、iPhoneカバー(300円)、ヘッドホン(300円~700円)などのガジェットツール、ピアス(200円または300円)、サングラス(400円)などのアクセサリー、付けひげ・もみあげ・眉毛(各100円)などのパーティーアイテム、ミニサイズからジャンボサイズまで扱うトランプ(200円または300円)、けん玉(700円)などの玩具ほか。最も高額なアイテムは洋服掛け(2,000円)など。アメリカ村ストアの客単価は2,000円弱。
20~40代の女性を中心に来店があるアメリカ村ストアは開業から3日で品薄状態になり、オープンから約1カ月間で2回臨時休業(現在は営業中)するなどで話題を集め、3連休があった9月も地方からの来店などもあり入場規制を行うなどの好調ぶりを見せているという。大阪では同ブランドのほか、今月27日に原宿・明治通り旗艦店を出店した低価格雑貨ストア「ASOKO(アソコ)」の1号店などの出店で「プチプラ雑貨」の買い回りが増えているため、表参道・原宿エリアでも雑貨商戦に注目が集まっている。
営業時間は11時~20時。オープン当日の購入客にはオリジナルショッピングバッグを進呈。場合により整理券配布や入場制限を行うという。アメリカ村ストアの年間レジ通過数が約55万人のため、表参道ストアでも同人数の来店を目指す。