西武渋谷店(渋谷区宇田川町)A館7階特設会場で9月18日、タンザニアの画家サイモン・ジョージ・ムパタをフィーチャーした「ムパタとその仲間たち展」が始まった。
1942年タンザニア生まれのムパタ。ムパタの異父兄エドワード・ティンガティンガが創始した絵画のスタイルで、動物や植物などの自然などをエナメル・ペンキで色彩豊かに描くアフリカの現代アート「ティンがティンガ」派の画家。1968年ごろから絵を描き始め、1972年にナイロビのギャラリーで絵を売り始めた。1985年にニューヨークで個展を開いた際にはアンディ・ウォーホルやキース・ヘリングスから高い評価を得た。同年、有楽町マリオン(千代田区)を皮切りに国内で巡回展を開催。1984年、放浪の末に亡くなった。
同展ではムパタの作品を中心に、妻エリザの作品などティンガティンガ派のリ・クリエート(=デジタル技術で色調を求めて再創作した)作品80点を展示・販売する。中には、ムパタの代表作「足をあげたサイ」の原画(63万円、1984年)や、ムパタの個展を見たヘリングが描いたドローイングとムパタに宛てたメッセージの原画も並ぶ。
場内では、同展の図録(2,000円)やポスター(1,680円)、ポストカード(10枚セット、1,700円)、トートバッグ(1,575円)などを販売。スマートフォンの専用アプリでプリントしたロゴを読み込むと、
Tシャツにデザインしたムパタの絵が動くTシャツ(女性用・フリーサイズ、5,985円)も同展に向け用意した。
開催時間は10時~21時(日曜・祝日は20時まで)。入場料は、大人(高校生以上)=1,000円、小・中学生=500円。10月7日まで。