原宿通り近くにソフトクリーム・プリン店「Makiba Softcream&Cafe」(渋谷区神宮前3、TEL 050-3558-8026)がオープンして2カ月が過ぎた。
各地のフードフェスティバルなどに同県の料理を提供する「秋田魂飯 秋田や」を出店するほか、居酒屋「秋田郷土料理・旬菜 こまち」(新宿区)手掛ける秋田出身の東海林悟さんが出店した同店。昨年、秋田の牧場で採れた牛乳や卵を使ったスイーツなどを販売する栗駒フーズ(秋田県湯沢市)が県内で販売するソフトクリームを食べ、その味を東京で紹介したいと開いた。
「板付きたい焼き 東京ほおずき」跡に出店した同店の店舗面積は3.69 坪。テークアウト専門だが、店頭に8~12席ほどの椅子を用意する。パリやニューヨークなどにあるアイスクリームショップをイメージした店づくりを目指した。ファサードはガラス張りで、オレンジ色の店内は旧店のまま使用。カウンターや看板は手作りした。
メニューは、秋田の牧場で育った牛から搾乳した生乳や水飴(あめ)などで作る「生ソフトクリーム」(380円)や、栗駒ファームの無糖ヨーグルトの上にソフトクリームをのせた「ヨーグルトサンデー」、かき氷の上にソフトクリームをのせた「氷サンデー」(以上各480円)、放し飼いで育った比内地鶏の卵とソフトクリームと同じ牛乳、きび砂糖のみで作る「ひなたまぷりん」(360円)などをラインアップする。客単価は400円弱。いずれも添加物を使っていない。
オープン後は20代半ば~30代を中心に、近隣のショップや美容室で働く人、親子、外国人などが幅広く来店。男女比はほぼ半々で、リピーターも多いという。東海林さんは「どこまで余計なものを使わないで作れるかを考えている。(使う生乳は)賞味期限が1週間と短く、仕入れ回数が増えコストもかかるが、おいしいものを安心して食べてほしい。食べていただければ伝わると思っている」と自信を見せる。「地元・秋田のものを紹介していきたい。そうすることで、秋田の仲間たちに還元されていく」とも。今後は物産展やフードコートなどへの出店も視野に入れる。
営業時間は11時~19時。