表参道にハワイ発コナコーヒー専門チェーン「ホノルルコーヒー表参道店」(渋谷区神宮前4、TEL 03-3403-8770)がオープンして1カ月が過ぎた。
1991年にハワイ・ホノルルでキオスク(屋台のような店舗)として創業した同店。ハワイの契約農家と協力してコーヒー豆を栽培している。現在、ハワイ2店舗を含めアメリカ国内に10店舗、台湾に1店舗を展開している。
昨年1月、「まいどおおきに食堂」や「つるまる」など外食チェーンを展開するフジオフードシステム(大阪市北区)が、同店を国内展開するためのマスターフランチャイズ契約を締結。同2月にホノルルコーヒージャパン(中央区)を設立。店舗経営も同社が行う。同4月に国内1号店となるダイバーシティ東京プラザ店(江東区)をオープンした。
国内7店舗目となる表参道店の店舗面積は30坪。席数はカウンター席やテーブル席など60席を用意。店舗は「Vintage Aloha Style」をコンセプトに、ダークウッドとグリーンを基調に仕上げた。カウンターには無垢(むく)のチークを使うほか、ハワイアンアートの展示や、ハワイの職人が手描きしたコーヒーの葉柄のクロス、トウで作ったファンなど、ハワイの要素を取り入れる。Wi-Fi、電源完備。
ドリンクは「100%コナコーヒー フレンチプレス」(600円)や「コナ ブレンドコーヒー」(S300円、M350円、L400円)、「アサイースムージー」(650円)など20種以上をラインアップ。フードは、コーヒーカップ型のミルクチョコの中にコーヒー味のテイラミスを入れた「コーヒーカップティラミス」(500円)や「クロックムッシュー」(400円)などをそろえる。日本限定メニューのパンケーキは、バニラアイス、コナコーヒーを使ったクリームをトッピングする「コナコーヒークリームパンケーキ」(850円)などを提供する。客単価は854円。
店頭では「100%コナ」(100グラム2,000円、200グラム3,900円)などのコーヒー豆、マグカップ(1,000円)、オリジナルTシャツ(2,800円)なども販売している。
オープン後は20代を中心に来店があり、男女比は2対8程度。営業部長の田原一樹さんは「コナコーヒーと共に、日本にいながらも心からくつろげるハワイアンな空間を楽しんでいただける店にしていきたい。店内は3つのエリアに分けているので、用途やシチュエーションに合わせ座る場所を変えていただく楽しみ方もある」と来店を呼び掛ける。近年、ハワイ発の飲食店の出店が相次ぐ表参道エリアに出店することに関しては「ブランドのステータスでもあると思う」とも。
営業時間は9時~22時。同社は2016年までに80店舗体制を目標に掲げている。