青山キラー通り近くに7月、コリアン・フュージョン・キュイジーヌ「Restaurant OSURI」(渋谷区神宮前3、TEL 03-6447-0765)がオープンした。
オーナーシェフは韓国出身の朴洙炯(パク・スヒョン)さん。国際美食団体「ラ・シェーヌ・デ・ロティスール協会」に登録されている韓国・ソウルの韓定食店「龍水山(ヨンスサン)」で修業後、カナダやドイツ、日本の飲食店に勤務。2011年には新大久保や渋谷ヒカリエに店舗を構える韓国料理店「スランジェ」の総料理長に就任した。
もともと「独立願望は強かった」という朴さん。「日本の食文化の奥深さに驚き、日本で仕事に就いた際に、東京のレストラン全てが華やかに感じた。世界各国の料理が食べられる都市で勝負をしてみたい」と、日本での独立を決意。韓国料理の「イメージを変えたい」「もっとおしゃれに食べてほしい」という思いから、表参道や青山近辺で出店先を探したという。
コアターゲットは20代後半~30代前半の女性。店名は、朴さんが幼いころに故郷でよく見かけていたという、白い花を咲かせる根菜「パースニップ(別名:アメリカボウフウ)」の韓国語名。席数はテーブルを中心に27席を用意。白を基調にした空間で、オープンキッチンになっている。
韓国料理をベースに、西洋料理のエッセンスを加えたフュージョン料理を提供。メニューは、ランチには、「12種の漢方で作った参鶏湯」(ハーフサイズ1,200円)、「10種類のこだわり葉もの野菜でサムする 薬膳富山ポークサンパ」(1,000円)などを用意。ディナーでは、「ハーブで味付けした富山ポークの窯焼きサムギョプサル」(2,300円)、「ビーツのチャプチェ」(930円)などをそろえる。客単価は、ランチ=1,000円、ディナー=3,500円。
オープン後は、男女共に近隣企業やショップなどに勤める人などを中心に来店する。朴さんは「韓国料理を食べつくしたグルメな方や、野菜を報復に使った料理が多いので、女性のお客さんに楽しんでいただきたい」と来店を呼び掛ける。
営業時間は、ランチ=11時~15時、ディナー=17時~24時。