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ヒカリエで「ヤンマガ」原画展-500枚以上展示、複製原画販売も

500枚以上の原画が並ぶ場内

500枚以上の原画が並ぶ場内

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 渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)9階のヒカリエホールBで7月26日、「ヤングマガジン大アート原画展2013重版」が始まった。

「頭文字D」ブースには単行本のカバーイラストの複製原画も展示

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 昨年11月、「ヤングマガジン2012 大感謝MANGAフェス!」の一環として、同施設8階の「コート」で開催した原画展。その反響を受け、規模・展示数ともに「スケールアップ」して今年も開催するに至った。

 展示するのは、実写映画化が決まっているスカウトという職業の裏側などを描く「新宿スワン」(和久井健さん)、ハイスクールコメディー「監獄学園(プリズンスクール)」(平本アキラさん)、ダークファンタジー「xxxHOLiC」(CLAMP)、南家三姉妹の日常を中心に描いたショートコメディー「みなみけ」(桜場コハルさん)など30タイトル以上の原画500枚以上。展示している原画のほぼ全ての複製原画を販売する。価格は2万円。

 連載18年で完結を迎える「頭文字(イニシャル)D」(しげの秀一さん)のブースでは単行本1巻~46巻のカバーイラストを複製原画で紹介するほか、ペン類などが入った筆立て、資料写真などが並ぶ仕事机を再現。来年夏に公開される新劇場版のプロモーションビデオも「初公開」している。「攻殻機動隊」ブースでは、最新シリーズ「ARISE」に登場するマシン「ロジコマ」(約2メートル大)も展示。

 初日の26日には場内イベントスページでオープニングセレモニーが開かれ、同誌編集長の吉田昌平さんのほか、漫画家・ちばてつやさん、モデルの佐野ひなこさんが登場し、テープカットを行った。

 その後、インスタレーションショーとして、ちばさんが「明日のジョー」の主人公・矢吹丈をパネルに描き下ろした。瞬く間に矢吹丈の姿が浮かび上がっていく様に、集まった来場者からは「おぉ~」「すごい」などの歓声が上がった。創刊時の同誌に連載を持っていたちばさんは「ホームグラウンドに帰ってきた感じでうれしい」と笑顔。「皆の原画をこっそり見て回りたい」と話した。

 吉田さんは「漫画をより近いかたちで届けたい、漫画の息吹を感じていただきたいと考えた」と開催経緯を振り返る。「漫画の可能性の無限さを皆さんとつくっていきたい。イベントや遊べる仕掛けも用意しているので楽しんでいただければ」とあいさつした。

 開催時間は11時~21時30分(最終日は18時まで)。入場無料。今月29日まで。場内は撮影可。28日(19時30分ごろ)には、ギャグ漫画「行け!稲中卓球部」(古谷実さん)の登場人物「前野」と「井沢」が来場し、撮影会を行う。

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