渋谷～原宿間のキャットストリートで現在、多摩美術大学の学生によるプロジェクト「多摩美術大学12分割アートライブリレー」が開催されている。

絵画学科日本画専攻の学生の作品

　7月20日・21日に八王子キャンパス（八王子市）で行われるオープンキャンパスに向けた同プロジェクト。作品展示や講評会、ワークショップなどを行うオープンキャンパスには毎年6000人以上が来場するという。今年は「100ANSWER」をキーワードに、学生や卒業生の個性や自己表現の幅広さなどを表現する。

　初の情報発信施策となる同プロジェクト。キャンパスに足を運ぶことができない人たちに向け、「SNSや口コミなどの盛り上がりを通じて広まること」を目的に、「ファッションやアート、デザインに対する意識が高い層が多く、大学を目指す年頃の若者がいる場所」と捉える同エリアで展開している。

　期間中、11学科・専攻の学生たちが手掛けた作品をキャットストリートの随所に展示し、最終的に各作品をウェブ上で組み合わせ一つの作品として完成させる。作品は、1枚の絵を12分割し、それぞれのパーツ画像をモチーフに平面・立体・映像などさまざまな表現方法で作った。展示場所などは同プロジェクト特設サイトで確認できる。

　キャットストリートでの展示は7月21日まで。完成した絵は20日、特設サイトで公開予定。