目黒通りに7月8日、リノベーションホテル「CLASKA(クラスカ)」(目黒区中央町1)のオリジナルインテリアプロダクトレーベル「interior & furniture CLASKA」のショールーム(目黒本町1、TEL 03-3713-7740)がオープンした。経営はコンシーズ(中央町1)。
2011年、「ホテルの客室や家具作りなどの実績やノウハウを生かし、現代の暮らしの気分に合った家具やインテリプロダクトをオリジナルで提案したい」(クラスカ広報責任者・速水真理さん)という思いから誕生した同レーベル。
同年10月から同ホテル7階に予約制のショールームを設けていたが、「気軽にお立ち寄りいただくのが難しかった」ことから、「インテリアストリート」としても知られる目黒通り沿いに、同社初の路面店としてオープン。
場所はホテルのはす向かい。店舗面積は40平方メートル。家具が映えるよう「シンプルですがすがしい空間」に仕上げながらも、フレンチヘリンボーンの床や幅3メートルのカウンターデスクなどディテールに「こだわった」。入り口扉の取っ手はクラスカの頭文字「C」の形になっている。空間デザインは同ブランドのデザイナー岡嶌要さんが手掛けており、店舗自体がプレゼンテーションになっているという。岡嶌さんが店舗に常駐し、オーダー家具や住宅・店舗などのデザイン相談なども受け付ける。
商品コンセプトは「時代性を取り入れつつモダンであること」。洋服に用いられるファブリックを張り込んだソファシリーズで、張り地は6種類を用意する「Bread Arm Sofa」(17万8,500円~25万4,100円)、表面材や塗装を施していないシリーズで、ラワン合板・パイン材・アユース材を使った本棚「Sandwich Book Shelf」(9万3,450円)、への字に曲がった板に丸いパイプを付け、家の屋根をイメージさせるランプ「Roof in the House」(1万6,800円)など6アイテムをフルラインアップ。「時代の気分に合わせたファブリック、日本の住宅環境を考慮したサイズ設定、シンプルながら飽きのこない造形、素材感などをご覧いただければ」(岡嶌さん)。
「家具を通して生活空間を探求する楽しさを知っていただき、オーダー家具制作や空間デザイン設計などでより深い探求のお手伝いができれば。いろいろなヒントやきっかけが転がっているような場所にしていければ」と来店を呼び掛ける。
営業時間は11時~19時。木曜定休(祝日の場合は営業)。