表参道「GYRE(ジャイル)」(渋谷区神宮前5)3階のギャラリー「EYE OF GYRE」(TEL 03-3498-6990)で現在、高岡銅器のメーカー能作(富山県高岡市)の展覧会「能作展2013」が開催されている。
1916(大正5)年創業の同社は、高岡市に400年伝わる鋳造技術を用いた仏具・茶道具・花器・インテリア商品などを通じて、伝統工芸品である高岡銅器の「魅力」を伝えている。
同展のテーマは「アップサイクル」。インテリアスタイリストの長山智美さんが、同社の工房を訪ね鋳物を「再発掘」。仏具の花入れを照明器具に、花器をキャンドルスタンドに、それぞれ「アップサイクル」したものでインスタレーション「アップサイクルな食卓」を制作。
ほかにも、恵比寿様の香炉つまみや猫のブックエンド、UFOの風鈴など「シュールでキッチュな」キャラクター・モチーフの鋳物約70体を展示。鋳物の製作工程をまとめた映像の上映なども行う。
開催時間は11時~20時。入場無料。6月25日まで。場内のショップでは新作プロダクトなどを販売している。