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W杯決定で渋谷駅前交差点騒然-厳戒態勢の中、歓喜のハイタッチ

横断歩道を通行中にハイタッチでW杯出場を喜び合う若者ら

横断歩道を通行中にハイタッチでW杯出場を喜び合う若者ら

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 6月4日に行われたサッカーワールドカップ(W杯)ブラジル大会最終予選で日本代表がオーストラリア代表と1対1で引き分け、5大会連続5度目のW杯出場を決めた。

W杯出場で歓喜に湧くハチ公前広場

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 オーストラリア代表に勝つか引き分ければ日本代表の本大会進出が決まる大事な試合。国内での開催ということもあり、国立競技場をはじめ渋谷周辺の飲食店などでパブリックビューイングが行われた。

 渋谷駅前のスクランブル交差点はW杯日本代表戦後や年末年始のカウントダウン時など、多くの若者が集まるため、警視庁は混乱を警戒し通行規制を行うと発表していた。

 試合開始前の19時過ぎから徐々に渋谷警察署員や機動隊員が出動。21時20分ごろから交通規制を始め、アルミ製の柵で斜め横断ができないように道をふさぎ警察車両も配置。信号機を操作し従来の交差点同様「直角通行」のみにし、渋谷駅前方面からセンター街へは行けないように一方通行にしたほか、警察官らが手をつなぎ交差点中央へ侵入させないようにするなどした。

 試合が終わった21時30分過ぎ、渋谷駅周辺には多くのサポーターが集まり「ニッポン」「本田」などのコールが至る所で沸き起こった。ハイタッチをする人も多く見られたほか、センター街・バスケ通りでは太鼓をたたく人、ホイッスルを鳴らす人なども見られお祭り騒ぎに。警察官が拡声器で「12人目の選手であるサポーターの皆さん。日本代表のようにチームワークを見せて駅の方に向かってください」と、サッカーに例えて注意を呼び掛ける声も聞かれた。

 近くの飲食店で観戦したという桝田志穂理さん(21)と茶ノ木美郷(23)さんは試合を振り返り、「最高。ゴールの決め方が良かった」と笑顔に。今回の通行規制については、「ごみとかも落ちてしまうし仕方ないのかも」と話していた。鈴木崇彦さん(21)や長友貴弘さん(24)さんらは「けが人が出ないようにしてくれているのだとは思うが、いっそのこと歩行者天国にしちゃえば良かったのでは」とも。

 埼玉スタジアム(埼玉県さいたま市)で行われた同試合。両チームとも無失点で前半を折り返すと、後半37分にオーストラリアが先制。1点を追うかたちで迎えたロスタイムに本田圭佑選手がPKを決めて同点に追いつき、そのまま試合が終了した。

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