渋谷・キャットストリートに4月、ドイツ発キャラクター「アンペルマン」のグッズショップ「AMPELMANN Shop Tokyo」(渋谷区神宮前6、TEL 03-6418-5471)がオープンした。経営はアンペルマングッズの輸入・販売・版権管理などを手掛けるアナザー・ビー(港区)。
1961年に誕生したアンペルマンは、旧東ドイツの歩行者用信号機のマーク。両手を広げ止まっている姿を表現した赤信号用と、横向きで歩いている姿を表現した青信号用のマークがある。東西ドイツの統一後、旧西ドイツの信号機に置き換えられていったが、市民たちの「アンペルマンを救え」運動により、現在もベルリンを中心とした街中で使われている。
同社は2009年から本格的に同キャラクターグッズの取り扱いを開始。2010年には白金高輪に直営1号店をオープンしたほか、百貨店やイベントなどでの出店、企業とのコラボなどの国内展開を行ってきた。かねて独AMPELMANN社からも日本での路面店出店を願う声が上がっていたことなどから同店をオープン。店舗面積は12.3坪。白や木目を基調に「清潔で温かい空間」を演出した。
約400点のグッズを取り扱う。素材はトラックのほろを、ベルトには車のシートベルトをそれぞれ使い、前面に同キャラクターをハンドメードで刺しゅうしたメッセンジャーバッグ(大=1万8,900円、小=1万2,600円)や、フロント・バックそれぞれにアンペルマンをプリントしているTシャツ(メンズ・レディス=2,940円、キッズ=2,730円)、タオル生地のポーチ(1,050円)、リフレクター(750円)など。
店にはテークアウトのカフェを併設。ドイツのコーヒーブランド「ダルマイヤーコーヒー」の豆を使ったブレンドコーヒー(S=250円、M=300円)、アイスカフェラテ(同330円、同380円)、ベーカリーとコラボして作った、シュガー・メープル・抹茶の3種を用意するラスク(400円)などを提供する。
オープン後は20~30代を中心に来店があり、女性客の方が多く、休日には遠方から足を運ぶ人もいるという。同社アンペルマン広報担当の村田安弘さんは「アンペルマンを通じてドイツ・ベルリンの歴史や文化に触れていただき、興味を持っていただけたら。当店に来れば、ドイツに行ってきた気分になるような店づくりをしていきたい」と意欲を見せる。
営業時間は11時~20時。