渋谷・宇田川町のシアター「アップリンク」（渋谷区宇田川町、TEL 03-6825-5502）で5月22日、チャールズ＆レイ・イームズ夫妻が手掛けた映像作品の特集上映が始まる。

　同劇場などで今月11日から、初のドキュメンタリー映画「ふたりのイームズ：建築家チャールズと画家レイ」（ジェイソン・コーン監督、ビル・ジャージー監督）が公開されているチャールズ＆レイ・イームズ夫妻。1950年に米家具メーカーのハーマンミラー社が製品化した「イームズチェア」など家具デザイナーとして知られているが、映像クリエーターとしても120本以上の作品を残している。

　特集上映では、その中から37本を上映。作品は、短編教育映画「パワーズ・オブ・テン」（1977年）をはじめ、数学や天文学の概念を、アニメーションを用いて解説した「IBMマスマティックス・ピープ・ショウ」（1961年）、ポラロイドカメラSX-70のプロモーション用映像として製作された「ポラロイド SX-70」（1972年）、デザインに関する質問にチャールズが答えていく「デザイン Q&A」（1972年）、夫妻のコレクションである玩具を用いて撮影した「パレード」(1952年）ほか。

　期間中、トークイベントも予定。建築家の谷尻誠さん（22日）、ライター・翻訳者などで活動する小柳帝さん（25日）、デザイン評論家で武蔵野美術大学造形文化・美学美術史教授の柏木博さん（6月1日）を、それぞれ招く。

　鑑賞料は500円（トーク付き上映のみドリンク付き1,000円）。6月5日まで（今月23日・24日の上映はない）。