国土交通省が3月21日に発表した2013年1月1日時点の公示地価によると、渋谷区内全域の住宅地・商業地とも、ほぼ横ばいだった。
住宅地の上位5地点は以下の通り(カッコ内は1平方メートル当たりの公示価格。昨年1月1日の価格→今年1月1日の価格)。(1)恵比寿西2-20-7(152万円→152万円)、(2)神宮前4-18-7(146万円→146万円)、(3)松濤1-13-7(140万円→139万円)、(4)南平台町19-18(126万円→125万円)、(5)渋谷4-2-23(119万円→119万円)。
商業地の上位5地点は以下の通り。(1)宇田川町23-3(=渋谷第一勧銀共同ビル付近、1,450万円→1,430万円)、(2)道玄坂2-6-17(=TOHOシネマズ渋谷前、1,120万円→1,100万円)、(3)神宮前5-2-2(=表参道、910万円→920万円)、(4)神宮前1-13-11(=表参道、900万円→910万円)、(5)宇田川町25-5(渋谷センター街、841万円→829万円)。
商業地4位の神宮前1-13-11(101.11%)と同3位の神宮前5-2-2(101.10%)で上昇が見られたが、区内59地点中44%にあたる26地点が昨年と変動が無く、下落率でも渋谷2-9-9のマイナス1.93%(363万円→356万円)が最大だった。
同省では、2012年の1年間の地価について、「全国的に依然として下落を示したが、下落率は縮小し、上昇・横ばいの地点も大幅に増加し、一部地域において回復傾向が見られる」としている。