渋谷パルコ・パート1（渋谷区宇田川町）3階の「パルコミュージアム」（TEL 03-3477-5873）で現在、同館オープン40周年を記念した「シブパル展。」が開催されている。

「シブパル展。」参加クリエーター

　「コラボレーション」をテーマにする同展では、約80坪の会場をいくつかのゾーンに分け、同館やパルコに縁のあるクリエーター同士がコラボレーションした作品を展示する。参加するのは、クリエーティブディレクター箭内道彦さん、フォトグラファー蜷川実花さん、チームラボ（文京区）、グラフィックデザイナー田名綱敬一さん、脚本などを手掛ける大宮エリーさんのほか、みうらじゅんさん、リリー・フランキーさんら12組。

作品は、イラストレーター山口はるみさん×アートディレクター植原亮輔さん＝1977（昭和52）年に山口さんがパルコのサマービジュアルとして描いた作品で、ニューヨーク近代美術館にも収蔵されている「プール」を植原さんが「ドットシール」という表現方法で再構築。蜷川さん×チームラボ＝チームラボが開発した自動的に撮影を行うフェイスブック連動型のデジタルサイネージ「teamLabCamera」の同展オリジナルバージョンで、蜷川さんが撮影した写真を背景に使う。

　グラフィックアーティスト伊藤桂司さん×田名網＝田名網さんが40年前に制作した未発表のコラージュ作品4点を一度スキャンして出力。その上に伊藤さんがコラージュを加え、さらにスキャンし80号に拡大し、2人がコラージュ、ペイント、スプレーなどを加えた。伊藤さんは「憧れであり、尊敬する大先輩と一ご緒できて、とても感動。コラボは音楽みたいなもの。2人で作品を積み重ねて、いい作品に仕上がった」と笑顔を見せる。

　開催時間は10時～21時（最終日は18時まで、入場は閉場の30分前まで）。入場料は、一般＝500円、学生＝400円、小学生以下無料。4月1日まで。