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代々木公園で「アースデイ東京」-発表会にC.Wニコルさんと加藤登紀子さん

記者発表に参加した(左から)歌手の加藤登紀子さんと実行委員長のC.W.ニコルさん

記者発表に参加した(左から)歌手の加藤登紀子さんと実行委員長のC.W.ニコルさん

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 タワーレコード渋谷店(渋谷区神南1)地下1階・ライブストリーミングスペース「TOWER RECORDOMMUNE SHIBUYA」で3月6日、「アースデイ東京2013」開催に向けた記者発表会が行われ、実行委員長のC.W.ニコルさん、歌手の加藤登紀子さんが参加した。

昨年の会場の様子

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 1970年にアメリカ西海岸でスタートした「アースデイ」は、地球温暖化などの環境問題に対する関心を呼び掛ける環境イベント。日本では1990年に代々木公園を中心に大規模なイベントを初開催。アースデイ東京としては2001年から実施し、今年で13回目を迎える。昨年は11万人(主催者発表)が来場した。

 今年のテーマは「今動く!~子どものために未来のために~」。場内では、音楽・アート、女性・子ども、食・農、自然、生物多様性、3R、平和、環境教育、復興などをキーワードにした企画を展開する。

 地産地消やGMOフリーなどをキーワードにした「アースデイキッチン」には、スムージースタンド「グリーンスムージー」や化学肥料を使わない米や野菜などを使った料理を提供する「お米ダイニング メダカのがっこう」、無農薬の赤米(古代米)とコシヒカリの米粉をブレンドしたホットケーキを提供する「MR.FRIENDLY Cafe」などの飲食店22店が出展。

 C.Wニコルさんも店頭に立つ「フォレストキッチン」では、エゾシカのミンチ肉にハーブを利かせた「ニコルのシカ肉あらびきハーブフランクソーセージ」やキノコとシカ肉のミンチを使った「ニコルのシカ肉キーマカレー」などシカ肉を使ったメニューを提供。併設のカフェスペースでは、ニコルさんが28年間手掛けてきた経験を基に「森づくり」の手法や「癒やし効果」などを紹介するとともに、「未来の可能性」を探る「C.W.ニコルの森の学校」も開く。

 場内3つのステージでは、「地球のために今日からできることを探そう」をテーマにした「アースデイ・トークステージ」などのトークプログラムを展開。野外ステージでは「アースデイ・コンサート」を開き、加藤さんのほか、ラッパーGAKU-MCさん、ギタリスト佐藤タイジさん、シンガー・ソングライター寺尾紗穂さん、Leyonaさんなどが出演する。

 昨年に引き続き、福島の子どもたちを招く保養ツアー「キッズウイークエンド」も実施するほか、会場では「キッズウイークエンドクッキー」(500円)を販売。原材料費・パッケージ料を除く約50%にあたる収益は全額、福島の子どもたちのための支援に役立てる。

 ニコルさんは「50年前、子どもたちは川で遊び、忍者ごっこをし、本当に子ども天国だった。今は、特に福島などは子どもが外で遊べない。日本を健康にするために、子どものことを本当に考えてほしい」とし、「私は東京(都会)に数日いるとじんましんが出るくらいだが、このお祭り(アースデー)では会いたい人がいるから来る。人とのコミュニケーションが生まれる場にしたい」と話す。

 震災に遭った小学校生の男の子の日記を題材に歌詞を書いた「青いこいのぼりと白いカーネーション」を披露した加藤さんは「子ども自身ができることを見つけてあげたい。自分たちの抱えている問題を文字にして外に発信する新聞記者になってほしい。経験していることを作文とか日記とか曲とを作って発表するなど表に出してほしい。それを助ける動きを進めたい」とも。

 「アースデイ東京2013」は4月20日・21日、代々木公園を中心に開催される。

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