南青山の「根津美術館」(港区南青山6、TEL 03-3400-2536)で現在、コレクション展「新春の国宝那智瀧図-仏教説話画の名品とともに-」が開催されている。
同展では、那智山(和歌山県勝浦町)の南腹の「那智の瀧」を描いた「那智瀧図」を3年ぶりに公開。併せて、同館が所蔵する風世紀説話がコレクションの中から仏教説話画17点を展示する。
展示作品は、下段に釈迦(しゃか)の前世の物語と生涯の伝記を表した経文を、上段にそれに対応する絵画を描いた絵巻物で重要文化財「絵過去現在因果経」、善光寺(長野市元善町)の本尊「阿弥陀三尊像」の由緒や同寺総研の物語を描いた掛幅装で重要文化財「善光寺縁起絵」ほか。
2月1日にはイヤホンガイドを使ったギャラリートークを行う。時間は13時30分からで、先着30人。当日13時からホールで整理券を配布する。参加無料(別途入館料が必要)。
開館時間は10時~17時(入館は閉館30分前まで)。入館料は、一般=1,000円、学生=800円ほか。月曜休館(2月11日は開館)。2月11日まで。