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渋谷・円山町で「キノ×コン」-映画館との新しい出合いを提案

会場となるシネマ・マルチプレックス「KINOHAUS」の外観

会場となるシネマ・マルチプレックス「KINOHAUS」の外観

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 渋谷・円山町のシネマ・マルチプレックス「KINOHAUS(キノハウス)」(渋谷区円山町)で1月19日・20日、映画館との新しい出合いを提案するイベント「キノ×コン!」が開催される。

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 同施設に入居する、映画・映像作りを実践的に指導する教育機関「映画美学校」の映像メディア・キュレーター養成講座シネマ・マネジメント・ワークショップの受講生で構成する実行委員会が主催する。同講義の修了企画として受講生が考案した。

 イベント名は「KINO=映画」と、英語の接頭語「CON=ともに・一緒に」を組み合わせた造語。5つの企画それぞれに「キノ×コン○○」というタイトルを付け、映画との組み合わせで生まれる映画・映像体験を提供する。近年のデジタル化などもありミニシアターの閉館・休館が相次いでいる背景もあることから、映画を中心としたメ「ディア芸術の一つの可能性」とともに、「新たな映画館との関わり方」を提案するという。

 1階では、大小さまざまなスクリーンやモニターを使った映像インスタレーション「キノ×コンセント」を展開。アニメーション作家・久里洋二さんの35 ミリ・16 ミリ作品を中心に、テーマごとに選んだ映像を上映し、「人と人をつなげる実験の場」をつくる。併せて、映画の予告編上映も行う。

 2階の劇場「オーディトリウム渋谷」では、旧作邦画の楽しみ方を提案する「キノ×コンシェルジュ」を実施。「婚期」(吉村公三郎監督、1961年)や「刺青」(増村保造監督、1966年)など、昭和30~40年代の日本映画を上映。併せて、女優・若尾文子さん、女優・プロデューサーの杉野希妃さんなどを迎えたトークショーを行う。

 そのほか、切り紙とプロジェクションマッピングを組み合わせた飛び出す絵本を上映するミニシアター「The Ice Book」、映画上映と合コンを組み合わせた「キノ×コンパ」、本やDVD、ポスターなど映画をテーマにした商品を販売する「キノ×ホン」も展開する。

 同イベントPRの井出好美さんは「映像・映画をきっかけに広がりのあるイベントになれば。ジャンルを超えたイベントになっているので、いろいろな方に来場いただき、横のつながりができたり、化学反応が起きたりすれば」と期待を寄せる。

 開催時間は10時~21時30分。各プログラムのスケジュールや参加費はホームページで確認できる。

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