表参道ヒルズ裏手にある和の総合レッスンスタジオ「WAnocoto(わのこと)」(渋谷区神宮前4、TEL 03-5772-6663)で12月13日、「写経ラウンジ」が開講された。
同スタジオは昨年11月、呉服店などを手掛ける「くるり」(港区北青山3)が「伝統文化をみんなでシェアしよう」をコンセプトに開いた女性専用の和の稽古専門スタジオ。着物の着付けや茶道など30種以上の講義を用意している。現在の会員数は約2000人(稼働数は500人ほど)。20代後半~30代を中心に、仕事帰りのほか県外から通う人もいるという。
今回新たに開いた「写経ラウンジ」。写経は寺で行うのが一般的だが、「カジュアルに体験してほしい」という思いや、「無心で取り組むことができるため、ストレス解消・デトックスになる」(同社スクール事業部チーフマネジャー金田宏美さん)と企画した。
レッスンでは下に敷いた見本をなぞる初心者向けの用紙を使い、般若心経の262文字を書き写す。講師は、書道家のMAAYA SHOさんが担当。書き写した経典は持ち帰ることができる。毎月1~2回の開講を予定し、次回は来年1月18日(18時~20時30分)。定員8人。
受講料は全レッスン共通のチケット制。1回=3,675円、8回=2万6,880円、24回=6万3,000円ほか。初回のみ入会金として5,250円が必要。各レッスンで必要な道具は無料でレンタルする。
金田さんは「和の稽古は敷居が高いイメージがあるが、歴史や伝統がある日本の文化なので触れる最初の一歩になれば。何かやりたいけど何を始めたらいいか分からない方などの趣味探しにもなれば」と話す。