今年4月に開業した複合施設「渋谷ヒカリエ」(渋谷区渋谷2)が12月4日、当初掲げていた年間目標来館客数1400万人を突破した。同施設を手掛ける東急電鉄と商業施設を運営する東急百貨店が同日、発表した。
地下1階から5階の商業施設「ShinQs(シンクス)」は夕方以降、ターゲットである「大人の」女性などの来館客数が引き続き増加。6階・7階・11階の飲食店は館内各施設の利用者の来店が多く見られるほか、17階~34階に入居する企業のオフィスワーカーの利用も増えているという。
東急電鉄野本弘文社長は「今後も、文化やエンターテインメントが集まる渋谷の街の象徴として、最先端の情報発信を行っていきたい。来年3月は東横線と東京メトロ風都心線の相互直通運転が開始されるなど、今後も変わり続ける渋谷にぜひご期待ください」とコメント。
東急百貨店二橋千裕社長は「シンクスはこれまで渋谷をあまり利用することのなかった、感度の高い大人の女性を取り込むことができている」と分析。「今後も独自性や新しさを追求した品ぞろえで、渋谷の街の魅力向上に貢献していきたい」とも。シンクスの初年度売り上げ目標は180億円。
渋谷ヒカリエの営業時間は、シンクス=10時~21時、6階・7階=11時~23時(7階のみ=金曜・土曜・祝前日は翌4時まで)。