代官山駅近くに12月3日、フランス発パティスリー「セバスチャン・ユベール 代官山本店」(渋谷区代官山町、TEL 03-5428-5617)がオープンした。
フランス人パティシエ、セバスチャン・ユベールさんが作る菓子を販売する同店。1978年生まれのユベールさん。同じくパティシエの父親の影響もあり高校卒業と同時に菓子業界に進み、フランス各地で修業を積む。首相公邸や老舗パティスリー「ラ・デュレ」に勤めた経験も持つ。今年父親の跡を継ぎ、ストラスブールに構えるパティスリー「バルミテルミ」のオーナーパティシエとなった。
経営は、南青山・骨董(こっとう)通り沿いのスイス発ミルクチョコレート「レダラッハ」(港区南青山5)を手掛ける加商(同)が今年2月に立ち上げたセバスチャン・ユベール・ジャパン(千代田区)。昨年3月にフランスで開かれたショコラのフェア「チョコ・クロック」に足を運んだ際ユベールさんと出会い、日本国内での展開を打診したという。
店舗面積は売り場面積10坪ほどを含め約23坪。ファサードはガラス張りにしているほか、「落ち着いた雰囲気」に仕上げた店内は、ユベールさんの「好きな色」である赤と黒を取り入れた。壁面には「バルテルミ」やストラスブール大聖堂などのモノクロ写真をディスプレーするなどしている。
フランスから直輸入する商品は、カカオ70%の「ショコラ70」や「バニーユ(バニラ)」など14種を用意するマカロン(1個270円、7個2,420円、14個4,680円)や、「トリュフ・ナチュール(ショコラトリュフ)」やクグロフ型の「クグロフ・オ・コニャック」、深い赤色のハート型でリキュールを入れる「クール・フランボワーズ」など16種を用意するボンボン・オ・ショコラ(1個280円、3個1,050円、9個3,060円、15個5,380円)、西洋ナシを使った「ポワール・バニーユ」(1,600円)やミラベル(プラム)を使う「ミラベル・ア・ラ・バニーユ・ブルボン」(1,800円)など8種をそろえるコンフィチュールなど。フルーツなどは地元やアルザス・ロレーヌなど近隣で採れるものを中心に使う。想定客単価は3,500円前後。
同社広報担当の後藤貴司さんは、「ユベールさんが作るフランスの香りと味そのままを味わっていただきたい。ギフトのみならず、日常生活の一つとして地元の方に愛していただければ」と話す。
営業時間は11時~19時。日曜・祝日定休。