タワーレコード渋谷店（渋谷区神南1、TEL 03-3496-3661）8階の催事スペース「SpaceHACHIKAI」で現在、ロックバンドTHE YELLOW MONKEY（以下イエモン）とコラボした「タワモン」が開催されている。

　11月23日のリニューアルとともに同スペースは、これまでオフィスとして使っていた一部を改装して新たに設けたもの。新譜と連動した展示やトークショー、アーティストグッズの販売などを行っていく。面積は約50坪。

　オープン第1弾企画として、同バンドデビュー20周年を記念して開催する。床一面にはシングルやアルバムのジャケット写真を掲出。壁面につるしたポスターやTシャツ、ガラスケースの小物などは、1992年～2001年の活動期間中に制作されたものがほとんど。全体で200点近くが並ぶ。結成20周年を記念して制作された特別番組「メカラ ウロコ・20」（1日～8日）、1998年の「PUNCH DRUNKARD TOUR」中に渡英して行われたロンドン・アストリアでのライブ映像「LONDON ASTORIA 1998.7.20」（9日～16日）なども上映している。

　場内には衣装や楽器も展示。ボーカル吉井和哉さん＝「TOUR 97～紫の炎～」西宮スタジアム公演で着用した衣装や「TOUR ’96 FOR SEASON “野性の証明”」で使ったギター「Gibson SG」、ギター菊地英昭さん＝「ARENA TOUR’97 “FIX THE SICKS”」で着た衣装や同ツアーで使ったギター「Gibson Les Paul」、ベース広瀬洋一さん＝シングルベスト「GOLDEN YERAS」のジャケット写真で着ている衣装や「JAGUAR HARD PAIN FINAL TOUR’94」で使ったベース「Greco Thunderbird 2号」、ドラム菊地英二さん＝「Romantist Taste」のMVで着ている衣装や「TOUR 97～紫の炎～」で使ったもので、当時はオレンジ色だったが赤色にリフィニッシュし翌年の「PUNCH DRUNKARD TOUR1998/99」でも使われたドラムキット。

　期間中はトークイベントも展開。12月2日（15時～）には、1994年から同バンドに関わり、現在も各人のソロワークを撮影し続けている写真家・有賀幹夫さんを招き、1996年に発売されたアルバム「SICKS」のジャケット、ツアー写真集「TRUE MIND」撮影時のエピソードなど、同店副店長・勝原勉さんが聞き役となりトーク。3日（19時～）にはEMMAこと菊地英昭さんと、同バンドのファンでもある3人組バンド「鶴」のボーカル秋野温さんが対談。9日には、HEESEYこと広瀬さんと、デビュー時のコロムビアレコードTRIADレーベル制作ディレクター宗清裕之さんが対談。元「音楽と人」編集長・結城雅美さんが聞き役を務める。イベント開催当日は10時から入場整理券を配布。

　場内では、Tシャツ（3,500円）やポストカードカレンダー（1,200円）、缶バッジ（2個800円）など、展示をトータルプロデュースしたアートディレクター信藤三雄さんがデザインしたコラボグッズを販売する。

　開催時間は10時～23時。入場料は500円。12月16日まで。