明治神宮外苑・イチョウ並木に現在、黄葉のじゅうたんができている。
並木道にはイチョウの木146本が遠近法を活用して植えられている
同所のイチョウは、1908(明治41)年に宮内省南豊島御料地内(現在の明治神宮内)の苗床にまいた種子が成長したもの。1923(大正12)年、樹高6メートルほどに成長した1600本の苗木の中から選び樹形を整えた146本を、青山通りから下り勾配に従い樹高順に植えるなど遠近法を活用し造られた。4年に1度、1月~3月にかけて樹姿を円錐三角形に整える枝切りを行っている。
青山通りから円周道路までの約300メートルに及ぶ並木道には現在、イチョウの木146本が9メートル間隔で植えられており、一番背の高い木で28メートルに達する。並木道には親子連れやカップル、ペットを連れた人など多くの人でにぎわい、一眼レフカメラや携帯電話などを手に盛んにシャッターを切る姿が見られる。
噴水池周辺では現在、「いちょう祭り」が開催されている。各地の特産品、焼きそば、丼、ドリンク、スイーツなどの模擬店、陶器販売などのブースが出展している。開催時間は10時~16時30分。12月9日まで。