ラフォーレミュージアム原宿(渋谷区神宮前1)で11月10日から、「デヴィッド・リンチ展~暴力と静寂に棲(す)むカオス」が開催される。
1946年、米モンタナ州生まれのリンチさん。画家を目指し、1965年にペンシルベニア美術アカデミー入学。その後ロサンゼルスに移り、1976年には5年の歳月を費やした自主製作映画「イレイザーヘッド」を完成させた。その後、「エレファント・マン」(1980年、アカデミー賞8部門ノミネート)などの映画、TVシリーズ「ツイン・ピークス」(1989年~1991年)を手掛けたことでも知られる。2006年にはベネチア国際映画祭栄誉金獅子賞を受賞するなどしている。
リンチさん本人サポートの下で開く大規模展となる同展。場内には、絵画29点やドローイング9点、写真3点の計71点のアート作品(うち68点が国内初公開)を展示するほか、同展に向けリンチさんが編集した国内初公開の「実験的な」短編映像11本を上映。場内は、絵画作品緒展示スペースと「仮説のシアター」を入れ子構造に組み入れる迷路のような構成で仕上げる。
開催時間は11時~20時。入場料は、一般=800円、学生=600円ほか。12月2日まで。