渋谷のミニシアター「シアターN渋谷」(渋谷区桜丘町、TEL 03-5489-2592)で9月29日から、パンクロックのドキュメンタリー「シェルショック・ロック」(1979年)がレイトショー公開される。
1960年代後半から勃発した紛争を背景に、1970年代末の北アイルランドのパンクシーンを捉えたドキュメンタリー。紛争による「心の傷(シェルショック)」を抱えながらも、パンクロックで「自由を求めた」若者たちの姿を描いた。
併せて、同作を製作したジョン・T・デイヴィス監督の2作品を同時上映。デイヴィス監督は、今回上映する3作を「パンク映画3部作」と位置付けているという。
第2部は短編「プロテックス ハラー」(1980年)。北アイルランドの首府・ベルファルト出身のパンクバンド「プロテックス」が1980年に行ったUSツアーを追った作品。ニューヨークのクラブでのライブや、パレードの群集の中で「はしゃぐ」メンバーたちを納めた。第3部「セルフコンシャス・オーバー・ユー」(同)ば、ベルファルトの日常生活の様子や、ギグに集まる若者たちの様子、ライブのバックステージなどを追った。
公開当日から同館では記念Tシャツ(3,000円)を販売する。鑑賞料は、当日一般=1,500円、学生・シニア=1,000円。