渋谷・宇田川町のスペイン坂に8月、カフェ＆ダイニング「asphalt moon（アスファルトムーン） cafe & dining」（渋谷区宇田川町、TEL 03-3462-0210）がオープンした。経営はアティックプランニング（神南1）。

「洋風のリゾート空間」に仕上げた屋上（関連画像）

　カフェ＆ダイニング「attic room」（宇田川町）や4フロア構成のカフェ＆ダイニング「ark－PRIVATE LOUNGE／CAFE & DINING－」（恵比寿南1）などを展開する同社の11店舗目で、渋谷エリアでは5店舗目の出店。店名は「アスファルトの質感を生かしたインテリア」や「月を望むロケーション」であることから命名。ターゲットは20代の女性。

　店舗面積は36.45坪（うち屋上15坪）で、席数は47席。「空」をテーマにした店舗は、屋上をウッドデッキにし、パラソルやカラフルに塗装した「たる」の椅子を配置するなどで「洋風のリゾート空間」に仕上げた。全席ソファ席の屋内の客席空間は、コンクリートの壁面とウッドデッキの床で、「無機と有機の組み合わせ」を取り入れる。

　ランチ（～16時まで）には、海上自衛隊出身のシェフが現場の味を再現したという、「大きめに」カットした香味野菜が入った「具だくさんお野菜海軍ビーフカレー」や週替わりの自家製ソースで食べる、牛肉と牛脂を使った牛100パーセントの「ハンバーグステーキプレート」（以上1,000円、ドリンク・サラダ付き）などを提供。ディナーには、カキやホタテ、イカの自家製スモークと香味野菜をケッパーソースでマリネした「魚介スモークとブラックオリーブのケッパーマリネ」（900円）や、赤ワインとブランデー、黒ゴマを使った「大人のボロネーゼ～特製ブレンドクリームチーズ～」（1,200円）などをそろえる。客単価は、ランチ＝900円、ディナー＝2,500円。

　オープン後の客層は20～30代が中心で、男女比は3対7程度。同社取締役・五味美貴子さんは、「全席ソファのくつろぎスペースと、港町をほうふつとさせるテラスの2つのアプローチで、スペイン坂を見下ろしながらゆったりとした時間を過ごしていただきたい」とし、「ふとした時に『行こう』と思い出していただけるような店でありたい」と話す。

　営業時間は12時～24時。