買う

英アウターウエアブランド「マッキントッシュ」、南青山に国内初の旗艦店

2階メンズフロア

2階メンズフロア

  • 0

  •  

 南青山に8月31日、英アウターウエアブランド「MACKINTOSH(マッキントッシュ)」の国内初の旗艦店「マッキントッシュ青山店」(港区南青山5、TEL 03-6418-5711)がオープンした。経営はマッキントッシュジャパン(港区)。

1階レディスフロア

[広告]

 1823年に発明された防水布「マッキントッシュクロス」を起源とする同ブランド。1999年春夏コレクションから国内のセレクトショップなどで取り扱いを開始。2007年に八木通商(本社=大阪市中央区)が英マッキントッシュ社を関連子会社化(2012年3月100%子会社化)。2009年にマッキントッシュジャパンを設立した。30~40代を中心に、20~50代をターゲットに据える。

 ロンドンに次ぎ2店舗目の旗艦店となる同店。コレクション内容が充実してきたことや国内でのブランドの人気・認知が高まってきていることを踏まえ、「さらなる成長のために、ブランド全体像をストアデザインも含めて見せるタイミング」と判断し出店を決めた。ロンドンの店舗が、高級住宅地として知られるメイフェア地区のマウントストリートに構えていることから、それに準じる場所として南青山を選んだ。

 店舗面積は1階23坪、2階25坪の計48坪。インテリアデザインはインテリアデザイナー・片山正通さん(ワンダーウォール)を起用。モールディング(回り縁)を施した白壁やヘリンボーン柄の床を採用したほか、エントランスを入ってすぐの場所にはモザイクの床を取り入れた。ドアハンドルや家具などアンティークのものを使うほかガラス什器などを配し、「クラシックでありながらモダンなたたずまい」に仕上げた。2階には「ゴム引き(ゴムでの防水加工)コート」ができるまでの工程を紹介する展示や、1945年製の英国陸軍の「バイカーズ・コート」、1980年代の英国有鉄道のユニホームなどのアーカイブもディスプレーする。

 フロア構成は、1階=レディス、2階=メンズ。商品は、メンズ=ナイロン製のキルティングジャケット「ウェーバリー」(3万9,900円、メンズ)、取り外し可能なウールライナー付きのステンカラーコート「バントン」(11万9,700円、レディス)などのほか、同店限定商品として、英老舗生地メーカーのフォックスブラザーズ社の生地「ウールウランネル」をゴム引きで仕立てたステンカラーコートで、ハウンドトゥース(千鳥格子)にウインドーペーン(格子)を重ねた柄の「ダンケルド」(14万7,000円、メンズ)を扱う。

 中心価格帯(秋冬)は、ゴム引きコート=11万9,700円~18万9,000円、キルティング=3万9,900円~9万3,450円、その他コート=7万8,750円~21万円。

 地下1階には、マッキントッシュ社のカジュアルブランド「Traditional Weatherwear(トラディショナル ウェザーウエア)の旗艦店(TEL 03-6418-5712)もオープン。店舗面積は31坪。マッキントッシュ同様、片山さんがインテリアデザインを担当した。

 マッキントッシュ社の旧社名を付けた同ブランドは2007年に復刻。20~30代をターゲットに据える。商品は、「マッキントッシュ譲り」のパターンにカジュアルな素材を合わせたメンズのキルティングジャケット「ウェーバリー」(2万1,000円~)などのアウター、UVカット加工を施しているため日傘としても使える「アンブレラ バンブー」(1万6,800円)なども展開する。中心価格帯は、アウター=2万円~4万円台、軽衣料=1万円台~2万円ほか。

 オープン後は30代を中心に来店があり、マッキントッシュは男女比6対4、トラディショナル ウェザーウエアは男女比4対6程度。同社取締役COO八木洋三さんは「(オープンから)まだ1カ月もたっていないが予想以上の反響に驚いている」とし、「旗艦店なので、常に特別感があり商品度が高く飽きない店にしていきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は11時~20時。月曜定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース