青山通り沿いの商業施設「ラ・ポルト青山」(渋谷区神宮前5)地下1階に9月2日、コリアンダイニング「COSARI NEW KOREAN TABLE TOKYO」(TEL 03-6427-9936)がオープンした。経営はストックレモン(港区)。
エゴマの葉とモッツァレラチーズを使った「モッツァレラチーズチヂミ」
韓国料理店「韓国旬彩こさり」(港区南青山3)を手掛ける同社の新業態となる同店。日本をはじめ各国で韓国料理が認知されグローバル化する中で、同社社長の大城重教さんは「同じような店をやっていてもしょうがない。誰もやっていないことを」と立ち上げた。伝統的な韓国料理にチーズやアボカドなど、欧米の食材を取り入れたフュージョン料理を提供する。ターゲットは30~50代。
店舗面積は29坪。席数は50席を用意。店内は無機質なコンクリート打ちっぱなしの空間に仕上げ、木材のテーブルやソファや椅子の座部に赤やクリーム色などをアクセントとして取り入れる。壁面にはアンディ・ウォーホルの絵やパリ、ニューヨークの写真をディスプレーしているほか、日本・パリ・ニューヨークそれぞれの時刻を示した3つの時計を掲出している。
大城さんが野菜ソムリエの資格を持っていることから、料理には野菜を多く取り入れる。ランチは、キムチ・のり・スープが付く「旬野菜ビビンパSET」(850円)、キムチ・のりが付く「参鶏湯クッパSET」(1,000円)、ご飯・キムチ・スープが付く「豚サムギョプサルSET」(1,300円)などのセットメニューを用意。
ディナーには、新堂洞で有名な「黒トッポギ」(980円)やハーブで香りづけした豚ロース肉を使ったサムギョプサル「東京ロース6」(150グラム1,580円、注文は2人前から)、レモンを絞って食べる「エビとアボカドのビビンパ」(1,480円)など11種のビビンパ、ベーコン・ネギ・コーンが入った「BNLチヂミ」(1,000円)やエゴマの葉とモッツァレラチーズを使った「モッツァレラチーズチヂミ」(1,480円)など7種のチヂミなどをそろえる。客単価は、ランチ=950円前後、ディナー=4,500円弱。
大城さんは「東京の中心で、アンテナの高い方々がいる場所でやりたかった」と振り返り、「当店は海外向けのモデル店舗。まずは認知していただいて、早めに海外に出店したい」と話す。既にパリは視察済みで、「5年以内に3店舗出店できれば」と構想を明かす。
営業時間は、ランチ=11時30分~15時(土曜・日曜・祝日は15時30分まで)、ディナー=17時30分~翌2時(土曜は16時~、日曜・祝日は16時~22時30分)。